【ぬら孫】奴良リクオの許嫁

34 真実 ページ36

貴「教えて…お姉ちゃん…」




沙「…」





貴「どうして、私を置いてったの？どうして、玉章の所にいるの！？」





沙「あんたには分からないわ…私の苦しみなんて…」




貴「そんなの！言ってくれなきゃ分かんないよ！」




沙「……あなたに真実を教えてあげる…」




貴「…」





沙「私は…両親が死んだ後、一人になった…みんなは私が両親を殺したって…あの時、私は優しさという甘さを捨てた。私はずっと1人で戦ってきた！勝ち抜いてきた！影では血のにじむような努力をしてきた！優しさを弱いことのいいわけにしているあんたは！負けたって何も感じないのよ！！」




貴「お姉ちゃん…」





沙「お父さんを殺したの、誰か知ってる？」





やめて…





言わないで…





沙「お母さんよ」






貴「いやぁ！！」




私は気を失った





髪「沙羅…良かったのかい？可愛い妹にこんなことして…」





沙「構わないわ…」

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