【文スト】面食いですがなにか？

僕さんの悩み事 下 ページ13

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「分かった。充分に分かった」



「えへへ。芥川さんには芥川さんしかない魅力があるんです！だから大丈夫ですよ」



「嗚呼、有難う」



「何か言いたいことがあったら又来てくださいね。此処は、私は其の為にいるのですから」




私は武装探偵社とポートマフィアのメンタルケア係のようなものだ。



だからこのお店には武装探偵社の方とポートマフィアの方しか訪れない。ポートマフィアの方は特に上層部の方しか来れない様に一見さんお断りシステムになってる。



そして私は武装探偵社とポートマフィア、どちらかの肩を持ってはいけない。つまり中立の立場なのだ。


だからお互いの情報を聞いても教えちゃダメだし、私の行動はずっと監視されている。



其れに弱味だって握られてるし、この仕事を始めたからには辞める事も他の仕事と併せてやることも出来ない。




色々制限されている。そんな辛い事がいっぱいのこの仕事をやっているのは2つ理由があって。



ひとつは、勿論のこと探偵社とポトマの人が美男美女しか居ないから。




もうひとつは………




「芥川さん、私は貴方の味方ですよ！」



「…っ！其れは重畳。僕もAの味方だ。何かあったら必ず僕が助ける」



「芥川さんが味方なら百人力ですね」




心強いと笑ったら頭を優しく撫でられた。





「又来る」



「お待ちしてます！」



お店から出る時芥川さんは笑っているように見えた。其の横顔がかっこよくて見惚れてしまい、数分固まっていた。…樋口ちゃんに見せたかった





＊ ＊ ＊





もうひとつは………




美男美女で、強い、そんな完璧な人でも人なのだから疲れも出る。



そんな人を支えたかったからだ

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