9.もう言わないで ページ10
NoSide
清「んじゃあ、俺たち帰るね。」
大「主、お休みー。
御大事に、ね？」
『うん、バイバイ。安定、清光。』
二人が出ていくと、主はふふっと笑った。
『……いつまでそこに居るの？君。』
その言葉に、襖を誰かが開ける。
__「気づいてたのか。」
『…………君は、薬研。かな？』
薬「おぉ、当たりだぜ。大将。」
主は、探るような目付きで薬研を見た。
薬「…ﾌｯ、俺は少し聞きにきただけだ。
そんなに殺気を出さないでくれ。」
主は溜め息をつくと、少し項垂れた。
『何だ、気づいてたんだ。
僕も怖いんだよ。いつ何をされるかなて、分からないでしょ？』
主は先程と同じ濁った瞳で、薬研を見つめた。
『………第二人格だと思った？』
薬「さぁな。」
主は先程の穏やかで暖かい雰囲気とうって代わり、冬よりも寒く冷たい表情薬研を見た。
『……安心して。
君たちに手出しはしない。僕は、自分自信と。
あと、“ ハデス ”。彼奴しか恨んでいないさ。』
薬「…………はです？ほぉ…。」
薬研はよくわからんというように、首をかしげた。
『分からなくて良いよ。
………で、何を言いに来たの？』
薬「…………あぁ。
さっき、大将が倒れただろ？
そんときに、汗を結構掻いていたから着物を脱がしてな。」
その言葉に、主は顔色を変えて薬研を見た。
何かに怯えるような、焦ったような表情だ。
薬「包帯の下に、紋章があっ…！？
た…………い、しょ」
主は、起き上がって薬研の口を手で塞いだ。
『………ごめん。もう、言わないで。』
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せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます！こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ｼｮｯｸ…。早急に直させていただきます！有り難うございます！ (2019年9月9日 7時) (
レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう！(´∇｀) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんｯ！！見てくれたんですね！有り難うございます！！これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう！(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せんら | 作成日時：2019年7月27日 21時
