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ユニーク魔法 ページ3

You side

?「何か、か。面白い、やってみてくれ」

貴『はぁい…』

私は右手を出す。

貴『【踊り舞う雪(ダンシング・スノー)】』

((ヒュッ

手のひらからは、氷で出来た薔薇とクローバー型の彫刻。

貴『こちらはプレゼントします…私の作ったこれは、絶対に溶けることはないので…ご心配なく』

薔薇の彫刻は赤髪の人、クローバー型の彫刻は緑髪の人に渡す。

?「ほぅ…これは見事な彫刻だ。これが君のユニーク魔法かい?」

ユニーク魔法…?

貴『…いえ。他にも色々出来ますよ…あ、そうだ…私に貴方のユニーク魔法、かけて頂けますか…?』

?「僕でいいのかい?僕のユニーク魔法は、魔法を封印するものだけど」

貴『構いません』

?「そうか…なら【首をはねろ!!(オフ・ウィズ・ユアヘッド)】」

貴『【完璧な鏡写し(パーフェクト・ミラーコピー)】』





((ガチャ

赤髪の人の首に、ハート型の首輪が付いた。

?「ぐっ…!!」

貴『私の…ユニーク魔法というのは、1つだけではありません…臨機応変に…使い分けられるよう、いくつか使えます』

((スッ

ハート型の首輪に触れると、首輪は消えた。

?「確かにここまで使いこなせていると、鏡に選ばれたっていうのも頷ける。リドル、どうする?」

リドル、と呼ばれた赤髪の人。

柔らかい表情をして、私に手を差し出す。

リ「ハーツラビュル寮寮長、リドル・ローズハートだ。よろしく」

貴『…改めて、A・スノウ・グレイ…です』

差し出された手を軽く握った。

ト「副寮長のトレイ・クローバーだ。よろしくな」

貴『よろしく…お願いします』

学園長「さて、顔合わせも済んだ事ですしお2人はグレイさんに寮を案内して差し上げてください。部屋は、ローズハートくんとクローバーくんの間の部屋を使ってください」

貴『…分かりました』





リ「ここがハーツラビュル寮だよ」

赤と黒が基調の、可愛い感じの寮。

貴『あの…ここの寮の人達が…着てる服、可愛いですね』

ト「あぁ、あれはここの寮服。グレートセブンのハートの女王をモチーフにしている」

グレートセブン…さっきの像かな。

私もあれ、着るのかな…。

「寮長、その子は?」

「今日からハーツラビュル寮生になる…」

貴『A・スノウ・グレイ…です』

「えっ…女の子、ですよね?」

…デジャブ?
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
カッコの前に何も書いてないのは、モブです。

グイグイ来る奴は、言葉で黙らせる→←変な学園長



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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/  
作成日時:2020年8月6日 19時

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