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許しの条件 ページ20

You side

((ボーンボーンボーンボーン

時は過ぎ、放課後

今日は全部活が休みの日らしい。

なら、やってもらう事は…1つじゃない?

貴『動かないで。1mmでもズラしたくないの』

エ「えっ…もう30分はこの状態なんですけど」

30分間、同じ体勢でかなり辛そうなエース。

貴『私に許してほしいんでしょ?なら、これくらいやってもらわないとダメなんじゃない?』

エ「何っで饒舌になってんの!?」

グ「コイツ、金が絡むとこうなるんだゾ」

貴『商談相手にいつもの喋り方、出来ないから…いつの間にか癖づいただけ』

黙々とデザインを書き上げ、魔法で服を作っていく。

貴『あ、デュースも手伝ってくれるよね?』

デ「えっ」

貴『手伝ってくれたら、最新のマジカルホイール…プレゼントするよ』

デ「やる」

エ「…お前、チョロいって言われない?」





貴『ふぅ…こんな感じかな。2人ともそこ立って…そうそう、写真撮るよ』

((パシャ

貴『ありがと。じゃあこれを加工して…っと』

約2時間、試作品を作り続けて2人はモデルになってもらった。

貴『2人とも、背が高くてカッコいいから凄く映えるね。良かったら、うちのブランドのモデルやらない?ギャラは弾むけど』

2人は取れるんじゃない?ってくらい、ブンブン首を振る。

貴『何だ…』

ひと仕事終えて、ほっと息をつく。

貴『デュース…後でお家に送る…エースは…いっぱい手伝ってくれたから…これ、あげる』

((ポンッ

出てきたのは、苺のジャムが挟まったクッキー。

貴『トレイ先輩、ほどじゃないけど…私もお菓子作るの…好きなの』

エ「へぇ〜!!美味そうじゃん」

貴『味の保証は…出来ない、けど…不味くはない…はず』

エ「サンキュ、有難く貰うわ」

((〜〜〜♪

何、この音楽。

((Wow wow yeah yeah yeah♪

貴『何でラブソング…流してるの』

デ「…ドラマとかでよく観るから((」





貴『2人とも…ありがとう…じゃあ、また後で』

エ「いいって事よ」

デ「また後でな」

2人は部屋まで送ってくれた。

((ガチャ((バタン

部屋に入り、スマホを取り出す。

貴『さっきの写真を…マジカメに上げて、っと』

((ピコン

早速、フォロワーさんから反応があった。

貴『あっ…この人、よく買ってくれる人…』

フォロワー500万人のインフルエンサー。





貴『名前は…ヴィル・シェーンハイト…さん』
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
突然のLove so sweet((

IN STOCK!!→←奇妙な双子



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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/  
作成日時:2020年8月6日 19時

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