検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:49,843 hit

4年前の事件 ページ14

You side

貴『…ん』

目を覚ますと、見慣れない天井。

鼻につく独特な薬品の臭い。

?「目が覚めたか」

貴『…先生?』

ベッド横の椅子には、クルーウェル先生が座っていた。

貴『あの…ここは?』

ク「保健室だ。お前は廊下で泣き喚いてた事を、覚えているか?」

…そうだ。私はさっき廊下で…

貴『…すみません、ご迷惑を…』

ク「構わん。お前が撹乱したのは4年前の…【あの事件】だろ?」

貴『…』

私は口を閉ざした。

当たっているから…





貴『私は…ここに【あの事件】を探りに来た…訳ではないです…兄さんが…望んでいない事は…しない、つもりなので』

ク「…そうか。俺は仕事に戻る。もう少し休んでいけ」

貴『…ありがとう、ございます』

((ガチャ

先生は保健室から出ていった。

グ「だ、大丈夫なのか?起きてないで、寝てるんだゾ」

入れ違いでグリムが入ってきて、心配そうに見つめる。

貴『大丈夫…ごめんね、心配…かけて』

グ「気にしなくていいんだゾ。その代わり、後で購買部でツナ缶2個だからな!!」

貴『フフッ…いいよ』

いつの間にかダルさは無くなり、少しだけど元気になった。

貴『…よし、回復してきたし…購買行って帰ろっか』

グ「おぅ!!」





リ「A、倒れたと聞いたけど平気なのかい?」

帰る途中、リドル先輩に会った。

貴『はい…少し気が動転して…先輩に心配掛けてしまい…申し訳、ありません…』

リ「人は時には感情的になる。そういう時があってもいいんじゃないかな」

…優しい。

リ「そうだ、週末にパーティをするから是非参加してくれないかな」

パーティ?伝統のあるものなのかな…

貴『分かりました…おそらく、週末頃には…寮服が届いてるはず、なので』

寮の中にいる時は基本、寮服を着るらしいけど私のサイズが無くて届くのを待っている。

…男子校に1人、女ってなかなか不便だなぁ。

リ「楽しみにしていてくれ。もしかしたら手伝いを頼むかもしれないから、その時はお願いするけどいいかな?」

貴『はい…是非、手伝わせてください』

グ「おーい!!早く購買行くんだゾ〜!!」

貴『分かった分かった…では先輩、また後で』

リ「うん、また後で」

先輩と分かれ、購買に向かう。

貴『そうだ…ヘアピン無かったんだ…買っておかないと』

グ「売ってるのか?」

貴『…知らない((』
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
先生、しゅき…

皆、心配性→←混乱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/  
作成日時:2020年8月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。