4年前の事件 ページ14
You side
貴『…ん』
目を覚ますと、見慣れない天井。
鼻につく独特な薬品の臭い。
?「目が覚めたか」
貴『…先生?』
ベッド横の椅子には、クルーウェル先生が座っていた。
貴『あの…ここは?』
ク「保健室だ。お前は廊下で泣き喚いてた事を、覚えているか?」
…そうだ。私はさっき廊下で…
貴『…すみません、ご迷惑を…』
ク「構わん。お前が撹乱したのは4年前の…【あの事件】だろ?」
貴『…』
私は口を閉ざした。
当たっているから…
貴『私は…ここに【あの事件】を探りに来た…訳ではないです…兄さんが…望んでいない事は…しない、つもりなので』
ク「…そうか。俺は仕事に戻る。もう少し休んでいけ」
貴『…ありがとう、ございます』
((ガチャ
先生は保健室から出ていった。
グ「だ、大丈夫なのか?起きてないで、寝てるんだゾ」
入れ違いでグリムが入ってきて、心配そうに見つめる。
貴『大丈夫…ごめんね、心配…かけて』
グ「気にしなくていいんだゾ。その代わり、後で購買部でツナ缶2個だからな!!」
貴『フフッ…いいよ』
いつの間にかダルさは無くなり、少しだけど元気になった。
貴『…よし、回復してきたし…購買行って帰ろっか』
グ「おぅ!!」
リ「A、倒れたと聞いたけど平気なのかい?」
帰る途中、リドル先輩に会った。
貴『はい…少し気が動転して…先輩に心配掛けてしまい…申し訳、ありません…』
リ「人は時には感情的になる。そういう時があってもいいんじゃないかな」
…優しい。
リ「そうだ、週末にパーティをするから是非参加してくれないかな」
パーティ?伝統のあるものなのかな…
貴『分かりました…おそらく、週末頃には…寮服が届いてるはず、なので』
寮の中にいる時は基本、寮服を着るらしいけど私のサイズが無くて届くのを待っている。
…男子校に1人、女ってなかなか不便だなぁ。
リ「楽しみにしていてくれ。もしかしたら手伝いを頼むかもしれないから、その時はお願いするけどいいかな?」
貴『はい…是非、手伝わせてください』
グ「おーい!!早く購買行くんだゾ〜!!」
貴『分かった分かった…では先輩、また後で』
リ「うん、また後で」
先輩と分かれ、購買に向かう。
貴『そうだ…ヘアピン無かったんだ…買っておかないと』
グ「売ってるのか?」
貴『…知らない((』
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
先生、しゅき…
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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2020年8月6日 19時