男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ18)

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秘密が多いページ18

You side

大食堂にやって来た。

朝から賑やかで少しうるさかったけど、何故か嫌ではなかった。

エ「あっ、おっはよー!!」

デ「おはよう。制服、届いたんだな」

貴『おはよう…2人とも…昨日、エースが届けて…くれたの』

エ「寮の中ウロウロしてたら、学園長に捕まってさ？ま、別にいいんだけど!!」

どこか嬉しそうなエースを、何だコイツ…という目で見つめるデュース。

デ「お前…何か隠してるだろ」

エ「べっつに～？さーて、何食おっかな～」

そそくさと人混みに紛れるエース。

貴『私は…クロワッサンにしよう、かな』

デ「足りるのか？もっと食わないと、昼まで持たないぞ」

貴『元々少食なの…私の国では…食べ物より、飲み物で…栄養摂ってた、から』

デ「へぇ…変わってんだな」

私もそう思う((

グ「ﾌﾌﾝｯ、オレ様は鶏肉のグリルとパスタにするんだゾ!!」

朝からよく食べられるな…しかもあんな体に入るの？

貴『グリム…ちゃんと頂きますして？』

グ「いっただきまーす!!なんだゾ」

気持ちいいくらい豪快に食べるグリムをよそに、クロワッサンを食べる。

貴『…美味しい』

エ「ここの学食は美味いからな!!毎日食っても飽きねぇよ!!」

貴『そう、だね…私もここのご飯なら…もう少し…食べられそう』

デ「お前はもっと食え。じゃないと倒れそうで心配だ」

私って、そんなひ弱そうに見える？

エ「そういえば、何で昨日いきなり倒れたんだ？」

貴『…ちょっと昔の事…思い出しちゃって…でもね、レオナさんと先生がいてくれた…からすぐに落ち着けたの…』

レオナさん？と首を傾げる2人。

そっか、2人は知らないもんね。

エ「へ～、サバナの寮長と知り合いなんだ」

貴『うん…昔、王族の集まるパーティを…私の家でやった時に…』

パーティが行われたのは、私がまだ5歳の時だった。

それなのにレオナさんは、覚えててくれた。

ここでまた会えたのも…運命なのかも。

デ「…ん？王族の集まるパーティ？」

貴『うん…私の祖父が…当時の国王で…今は私のお父さんが…財閥社長兼国王…なの』

エ「マジ!?社長令嬢ってだけでもビビんのに、王族だったのか!?」

貴『エース…声大きい…知ってるの、先生とリドル先輩と…トレイ先輩だけ…なんだから』

先生と先輩達は、私が王族である事は秘密にしてくれている。

他の人に知れたら…私が刺客に狙われちゃうから。

デ「今ので、ほとんどの生徒にバレたぞ」

貴『…エース嫌い』

エ「((ｶﾞｰﾝ」