第12夜 ページ13
ーアラジンsideー
Aおねいさんは、僕とヤムさんにアリババ君とシャルルカンお兄さんのところへ行くように言って、何処かへ行ってしまった。
「おねいさんは一体何を見せてくれるんだろうね？」
「そうねぇ、アラジン君に見せるってことは魔法のはずだけど、それならあの2人は関係ないと思うけれど…」
ヤムさんとそう話しながら、アリババ君たちの修練場までたどり着いた。
「おうい、アリババ君！」
「あれ？アラジン！
ちょうど休憩中だったんだけど、どうしたんだ？」
こちらに気付いたアリババ君が手を振る。
その後ろにいたシャルルカンお兄さんは、ヤムさんを見るなら顔をしかめる。
「おいおい魔導士サマがいったいこんな修練場になんのようだァ？」
「私だってこんな汗臭い修練場になんか来たくなかったわよ！」
「なんだとぉ！？」
「なによぉぉ！！」
と言い合った後、睨み合いが始まった。
「相変わらずの2人だなぁ…。
で、アラジン、どうしたんだ？」
2人から離れ、アリババ君はそう尋ねる。
「Aおねいさんがなにやら面白いものを見せてくれるらしくて、ここにくるように言われたんだ。
ところでアリババ君は金属器の方はどう？」
「いや、なかなかうまくいかなくてさー。
まぁ気長に頑張るさ」
「大丈夫、アリババ君ならできるさ！」
少し自信をなくしていたアリババ君を励ました。
そこへ。
「おーい、みんなー！
お待たせー！」
Aおねいさんが戻ってきた。
その手には細身の剣が握られていて。
「あれ？Aって魔導士だよな？」
「そ、そのはずだけど…」
魔法を見せてくれるのだと思っていたのだけど、違ったのかな？？
そう思っていると、Aおねいさんの声に気付いたシャルルカンお兄さんが、
「あれ？お前剣もできるのか？」
と尋ねた。
「うん、基礎だけね！
修練場で初心者用の軽いのを借りてきたんだけど、腕前はハッキリいって下っぱ兵士より弱いよ」
と満面の笑みでそう答えた。
「えっ、じゃあどうして剣を借りてきたんだい？」
思わずそう尋ねると、
「実はまだ実戦で試したことがなくてさ、いい機会だし試してみようと思って。
それに魔法の多様性も見られると思うよ。
ねぇシャル！」
Aおねいさんはシャルルカンお兄さんに声をかける。
「ちょっとさ、実戦形式で僕の相手をしてくれない？」
「「えっ…！？」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
北狐(プロフ) - コンポテさん» コメントありがとうございます！マギの小説は今少ないですもんね！わかります！笑 応援ありがとうございます、頑張りたいと思います！笑 (2020年9月13日 18時) (
レス) id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)
コンポテ - マギの小説久しぶりに見つけましたぁ、マギにはだいぶ前から好きで、新しい小説見つけられるととても嬉しいです。これからも頑張ってください。 (2020年9月13日 14時) (レス) id: 4458290e03 (このIDを非表示/違反報告)
北狐(プロフ) - ありがとうございます！さん» コメントありがとうございます！まさかコメントいただけると思っていなかったので嬉しいです！なるべく毎日更新できるように頑張りたいので、よろしくお願いします！ (2020年8月18日 11時) (レス) id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)
ありがとうございます！ - マギの小説2020年にハマり初めて、そろころには皆書かなく成ってたのでこの小説は最高過ぎです!!文可笑しかったらスミマセン、私中一なのです。多目に見てください。 更新待ってます！ (2020年8月18日 6時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：北狐 | 作成日時：2020年7月29日 17時
