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『銀時ってあんまり泣かないよね』


ある時気になったから聞いてみた。


『泣きたい時ほど笑ってるんだ』


なんの迷いもなく答えてくれた。


『それじゃ銀時のことわかんなくなるよ?』


そしたら銀時は少し考えてこう言った。


『お前なら分かるよ』


うん、見てたら分かるよ。


『じゃあ私も笑おうかな』


そう言ったら銀時は笑った。


『お前に出来んのか』


って言いながら。


『できるし』


頬を膨らませながらそう言った。


『そしたら俺、お前が嬉しいんだか辛いんだか分かんなくなるぞ』


すごい真顔で聞いてきた。


『私が意味もなく笑ってたらそれはきっと…』


そこで区切った。


『きっと、何?』


君が聞き返したその時、


『銀時、えめ、行きますよ』


松陽が来て会話はおわった。


今なら言えます。


「それはきっと、辛くて苦しくて悲しくて仕方がないから」


月が浮かぶ闇夜の中、屋根の上で人斬りが呟いた。執筆状態:更新停止中







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作者名:銀狼 | 作成日時:2016年8月13日 12時

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