桜のような君 story1

６話 ページ6

シルク「偶然...だな、俺も魚高校。

よー後輩、笑笑」









え、先輩！？



私服OKの学校だから、お互い私服で全然気が付かなかった…




シルク「……チビで悪かったな。」





あ、私の心の声漏れてた？





「いや、違くて...笑」









シルク「何が違うんだよ。笑っちゃってんじゃんアウトだろ。」









「いや、本当に違いますって笑笑

同じ高校の先輩だなんて…校舎内で見たこともなかったし。」









シルク「まーでもよかったわ同じ高校で。ほら、先生に連絡とるのも楽でしょ？


......何組？｣









「１組......です。」









シルク「ん、おっけー。」









シルク先輩(？)と喋りながら歩いていると、あっという間に保健室の前に着いた









ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ






シルク「おはよーごさいます。先生、この子具合悪いみたいだから休ませてあげてください。
あ、２年１組のAです。」









呼び捨て！？いきなり！？距離の詰め方えげつないなやっぱ









シルク「ゆっくり休みな。じゃーね。」






……え、待って待って行っちゃうの？






「あのっ......先輩は」









シルク「んー？」









「......先輩は、何年何組ですか？
ほら、お礼もしたいですし。」









ｼﾙｸ「あー……３年３組だよ。


またね。」









そう答えた先輩が、どこか寂しそうな顔をしているような気がするのは気のせいだろうか







ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ ﾊﾟﾀﾝｯ






「......また。」









そう言って、私達は別れた

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