ウイニングライブとは如何なものか(魔トカゲ) ページ8
「今回の試合のベスト演繹者にはウイニングライブの開催を命じます」
ナイチンゲール何気ない一言が、試合を波乱へと導いた。
今回の試合のメンバーが納棺師や占い師のように控えめな人達だったら穏やかに進められたが今回は自己主張が強すぎる人達がメンバーだ。普段は冷静気味なセルヴェさんもウイニングライブと言われたらその冷静さを捨てている。
そして現在は試合中だった。マルガレータさんがが捕まった瞬間にマイクくんとセルヴェさんが救助に走っていったが2人とも救助狩りをされてしまった。そのまま椅子に座らせれしまったが暗号機は残り4台、ハッチも解放されないままだ。
「今回のサバイバーはやけに血気盛んだな、嫌いではないが手応えもない」
2台目の暗号機をあげた直後、上からルキノさんがプレスを仕掛けてきた。逃げようとしたが避けられずにそのまま私もダウンしてしまう。
「こんなつまらない試合は早く終わらせたいがお前を見ていると少しだけ不憫に感じてね、椅子も近くにないし今回は見逃してやろう」
「……なんかすみません」
「案外ハッチは近くにあったな…。今回はただの気まぐれだ、次はないぞ」
ほら、と言いながらハッチに放り込まれた私はルキノさんに感謝を伝えたい反面、試合前の出来事を思い出して心配になった。
『試合は終了です、ベスト演繹者魔トカゲはウイニングライブの準備を願います』
「……は?」
試合後、ナイチンゲールが作ったライブ会場ではルキノさんと小さなハンターのバックダンサー達がウイニングライブを行ったという。
アイスクリーム・ランデブー(曲芸師)→←あの頃の私は(マジシャン)
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薄荷ゼリー(プロフ) - 通りすがりさん» コメントありがとうございます、更新率は低下してますが今後もご愛読頂ければ思いますm(*_ _)m (2021年12月28日 12時) (レス) id: a93fc2bc72 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ドキドキする話やクスッとくる話、色々あって読んでてとても楽しいです!(≧∇≦)応援してます⸝⋆* (2021年11月20日 15時) (レス) @page11 id: 2f87ec2489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薄荷ゼリー | 作成日時:2021年6月14日 20時