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頭が上がらない伯爵たちと10月31日 ページ28

あれから伯爵達は昼間に見た配達員さんに似た人に怒られて正座させられている。どうやら仮面紳士さんからの連絡で帰りの遅い私の様子を見て欲しかったらしい。彼はどうやら喋れないので文面で彼らを叱っていた。

『それで、謝罪の言葉はないんですか?』

「「誠に申し訳ありませんでした」」

先程の威厳とは違い彼が来てからは2人はしょんぼりしていた。どうやら彼に対しては頭が上がらないらしい。

「くそ……あともう少しで新しい生贄が…」

「…悪趣味な本音が丸聞こえですよ血の剣」

『貴方達は朝が来るまでそこで反省してなさい、動いたらウィックが噛みつきますので…ところで貴女、大丈夫でしたか?この2人が何かしませんでした?』

配達員さんが心配して私の方に視線を向ける。すぐさま大丈夫と返すて彼は心配そうな顔かは穏やかな顔になった。

『それなら良かったです、仮面紳士様とエクソシスト様が直ぐに帰ってくるように言っていたので急いでそちらに行きましょう』

すると彼は本を開きとあるページの呪文と魔法陣を指でなぞった。すると私たちは赤い光に包まれて街に戻っていた。すぐ近くには仮面紳士さんとエクソシストさんが心配そうにこちらを見ていた。

「な、なんとか間に合いましたね……」

「今日は10月31日…もう時間はない!さぁ早く元の服に着替えてくれ!この日を逃せば君は帰れないぞ!」

さらばハロウィン街→←伯爵たちに誘われて



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設定タグ:第五人格 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Mase(プロフ) - みこさん» レスが遅れてすみません、ホセさんのお話はいつもより感情移入しながら書いたので喜んでくださって嬉しいです! (2021年3月28日 23時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あぁ。ホセ、これからも幸せに生きて!!! ホセの話めちゃめちゃ好きです!! (2020年9月25日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» あまりウィルを書いたことがなかったので楽しかったです、リクエストありがとうございました! (2020年9月12日 0時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - …ウッ!ウィリアムがかわいい。すき。ありがとうございます!!! (2020年9月6日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» リクエストありがとうございます、遅くなるかもしれませんが書かせて頂きますね! (2020年8月30日 16時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浅縹 | 作成日時:2020年4月18日 1時

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