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『お待ちどう様〜』
ふうーなんとか出来上がった。お皿に乗っている焦げのないナポリタンに安心しました。
あとは味の問題です。
フライパンを洗いながら、コナンさんを見つめます。
コナンさんはくるくるとホークを動かし、まるまったナポリタンを口に入れましま。
ドキドキ……ドキドキ……
コ「ん!美味しいっ!!」
その言葉を聞いた瞬間、おっし!と心でガッツポーズしました。最高のお言葉です。
コ「これさっぱりしてて喉が通りやすいや」
『ふふっ。隠し味の効果だよ』
コ「隠し味?」
『うん!だってコナンさんがオレンジジュースを一杯飲み終わってたみたいだったから、本当はお腹に入らないのかなーって思って、少しだけレモン汁を加えておきました。
さっぱりしていて食べやすいでしょ?』
コ「うん!(あはっ、バレてたか)」
良かった〜隠し味入れといて。
パクパクと食べ進めるコナンさんに優世は笑みを漏らした。
男1「あっ。すみませーん俺も同じのを」
男2「俺もそれがいい!」
男3「俺も俺も!!」
梓「ナポリタン三つ!お願いね、優世ちゃん」
『あっ、はい!』
慌ててフライパンを戻し、先ほどまでの流れをまた行います。火をつけた時、私はあることに気づきます。
あれ?私……
安「新しい料理ですか?」
ビクッ
あ、安室さん……
彼の笑顔がいつもと違くて怖いです。恐怖心のせいか、はたまた違う何かのせいでしょうか。
『いえ、えっと、一つだけ足しただけで→』
安「味、変えちゃったんですね」
『い、いえ!食べやすくしただけであって→』
安「味を変えたんですよね?」
『うっ』
コ「(スゲーびくびけしてんぞ、優世さん)」
神様。今日は私の命日でしょうか。
『ご、ごめんなさい……』
安「別に怒っているわけじゃありませんよ?」
『え?』
安「いい発想ですね。僕も使っていいですか?」
怒られるわけではなくお褒めの言葉を貰いました。嬉しさと驚きが混ざり中。
『も、もちろんです……』
すると安室さんは「ありがとう」ととびっきりの笑顔で返してくれました。
先輩スマイル?営業スマイル?
どっちでもいいや。私もこのスマイルが出せるようにしないと。
そう決意した優世である。
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ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です?マジですんばらしい作品ですね!謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます!何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ! (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…。私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ!!私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ!! (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2020年6月23日 16時