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安室side
男1「いや〜綺麗な子が見えたもので」
男2「新しいアルバイトさん?」
男3「いいお店だね〜」
『アハハはい。いらっしゃいませ〜』
彼女自身
顔は笑っているが、目が死んでいる。
本当に男性が無理なんだな、と改めて理解する。
僕はニコッと笑みを顔に張り付け、「いらっしゃいませ」と言ったのち、優世さんに視線を合わした。
安「優世さん、こっちへ来て手伝ってください」
『は、はいっ!』
彼女は早足でこっちへ来てくれた。よっぽど離れたかったんですね。
優世さんは距離はあるものの僕の隣へ来ると、『ありがとうございます』と小声で礼を言った。
僕は「何もしていませんよ」と軽くそれをかわした。
安「料理は得意ですか?」
『多少はできます』
安「そうですか。では、見ながらでもいいので作っていただけますか?」
『はい』
安「僕はお客さんの相手をしていますので、何かあったら呼んで下さい」
『はい』
厨房を後にして僕はさきほど来ていただいた男性客の接客に向かう。
──目を合わせてくれなかったな。
ぽつりとそんなことを思いつつ向かった。
──────
優世side
緊張しつつも料理を焦がさないように、丁寧に書かれたレシピを見つつ調理します。
今日は掃除だけかと思っていたけれど、やはり飲食店。こういうことはすぐに行うようです。
棚や冷蔵庫から材料を出しては入れてを繰り返ります。
するとフライパンで転がっていた料理はみるみると形になっていきました。
コ「いい匂い〜」
カウンターに戻ったコナンさんが顔を出し、できていくナポリタンをきらきらしたおめめで見つめています。
『もしかしてナポリタンはコナンさんが頼んだの?』
コ「当たり!」
『焦がしたゃったらごめんね』
さきに謝っておきます。
コ「大丈夫だよ!」
コナンさんは満面の笑みで返してくれました。
コナンさんが最初のお客さんか〜
嬉しいな〜
って、いけない!余所見は禁物だ。
私は慌てて意識を戻します。
コナンさんの笑顔は危ないな。
そう感じました。
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ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です?マジですんばらしい作品ですね!謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます!何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ! (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…。私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ!!私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ!! (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2020年6月23日 16時