[ボカロ]四季刻歌〜そばにいたい〜

ia〜巡る想い〜 ページ8

ia「龍馬…っ大丈夫！？」

龍馬は、いつもと変わらない優しい笑顔で私を見た

龍馬「大丈夫だよ。iaは、怪我してない…？痛いところはない？」

ia「ないよ…龍馬が守ってくれたもの…」

龍馬は、怪我してるのに…

私のことばっかり…

龍馬「よかった」

私のせいなのに、まだ優しい笑顔を向けるの…

どうして、優しくしてくれるの…？

私のせいで怪我したのに…

ia「…龍馬、私達もう会うのやめよう」

龍馬「…え？」

長い沈黙のあと、龍馬がゆっくりと口を開いた

龍馬「どうして…？」

本当は、嫌だけど…

でも…

ia「私と一緒にいたら、また龍馬が怪

我しちゃうよ…私のせいで龍馬が傷つ

くなんて嫌だよ…」

これで、いいのよ…

でも、龍馬の答えは

龍馬「いいんだ」

だった。

どうして！？どうして頷かないの…？

ia「よくない…っ！！」

龍馬「僕は、iaが好きだから」

ia「…え？」

今、なんて言った…？

龍馬「何度でも言うよ。僕は、iaが好

きだ。大好きだ。愛してる。だから、

傷ついてもいい。だから…iaのそばに

いたい」

私の目からは、熱い涙がポロポロとこぼれ落ちた

ia「私…私も…龍馬が…龍馬のことが…好きい…大好き…っ」

龍馬「ia…」

ia「龍馬…っ！！」

龍馬は私を強く、でも優しく抱き締めてくれた

龍馬「ずっと、こうしたかった…」

龍馬の腕の中は、とても暖かくて龍馬の匂いに包まれた

もう、一度溢れ出したら止まらない

ia「ん…うん…っ龍馬…龍馬あぁ…っ！！」

その日は一晩中、龍馬の腕の中で泣き続けた…

ia〜約束〜→←ia〜その日の夜〜

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