花月38 ページ38
「……来たね。」
徒女「!…あの、では……」
「うん。」
失礼します、と丁寧に述べて部屋を後にする徒女。
さて。
さっきから足音が下から聞こえる。
早いな。
そんなに急がなくても俺は逃げないよぉ。
スパンッと壊れそうなほどに音をたてて扉を開けた者は俺に抱きつく。
男?「ねっごめんなさい、約束、やぶっちゃった!でも僕ちゃんと来たよ!」
「……よく来たねぇ。迷わなかったぁ?」
男?「迷わなかったよ!早くご当主に会いたかったから一直線で来たもん!」
俺に抱きついてまたまた頬を擦り付ける。
なんなの?
俺に鼻血を出して死んでほしいの?
可愛いなぁ!!
しゅぅぅっと音がなると男の見た目がたちまち鬼へと変わる。
…綺麗な鱗だねぇ。
俺の可愛い子供。
衰囁(すいしょう)。
それがこの子の名前。
衰囁の片目に刻んである数字、
"下弦の廿"
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黒猫みかん(プロフ) - 炭治朗じゃなくて炭治郎ですよ!これからも更新頑張ってください! (2019年11月27日 15時) (レス) id: 9cc7bf0571 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 主人公敵系大好きです!更新頑張ってください! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 294dc32197 (このIDを非表示/違反報告)
ikupon420(プロフ) - コメント失礼します!鬼主そんなに好きじゃないんですけど、とっても面白くって好きになりました!これからも頑張って下さい! (2019年11月26日 18時) (レス) id: aaf658e84f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさなな@エル | 作成日時:2019年11月24日 14時