同業者による攻防 05 ページ5
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地面に叩きつけられた体を無理やり立ち上がらせ、残りの弾倉を確認する。
あまり長期戦に持ち込まれると弾の消費を考えながら戦わなくてはいけない。
「(つーかコイツ、弾はじき返されるんだよんなー。)」
能力とかそんなんじゃなくて物理的に。
銃口の先、つまりは弾丸がどこに着弾するかをあらかじめ計算し刀身をそこに誘導させ、なおかつ刀身が折れないように角度をつけてはじき返している。
ここまで説明をすれば簡単そうに聞こえるが、能力なしでここまでやるとなればかなりの経験が必要となる。
真っ向勝負は避けたいところ、勝負をつけるならトラップ系で油断させてゼロ距離で仕留めるのが一番かもしれない。
ニタリ、とジャックが不気味に笑った。
「！！！」
本能的にこいつはまずいと思い、じりじりと距離を開ける。
「なぁ、君が一番最初に警告された人物を知っているかい？」
両手を広げて語り始めたジャック。
この時に撃てる、と思ったが嫌な汗が頬を、または背中を伝う。
恐怖が体を支配し始めたのか微かに銃口が震える。
「あの時は弟が世話になった。弟もバカだよね、表舞台に堂々といるから牙狩りに封印されるんだよ。君も、そうだと思わない？？」
一番最初の警告者、ある意味ライブラに入るきっかけとなったあの事件。
「.........あの時の、BBのお兄さんとでも言いたいのかアンタは。」
何とか発した声は震えていた。
もしかしたらこいつも長老級のBBかもしれない、そう思うと心臓が耳にあるんじゃないのかと思うぐらいに心臓がうるさかった。
「否定はできない。君を調べ上げるのに無茶苦茶苦労したよ。君の戸籍は存在しないし、牙狩りにいるとはね？？」
「お前は何が目的だ。敵討ちか？恨みを晴らしに来たのか？？」
「君を手に入れようと言い出したのは、私だ。能力も扱えない人間を攫うぐらいなら弟で十分だと思っていたよ。けど君の行動力と冷静さ、牙狩りの介入により状況は一変、弟はあっけなく封印。偶然が偶然を呼び、君を手に入れることはかなわなかった。」
「だから、必要以上に俺を求むのか化け物が。」
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酒夜月(プロフ) - 事務所で仕事をしていたらスティーブンに理由を聞かれて、夢主がその理由と経緯を話すとスティーブンが抱きしめながら慰めてくれて夢主が泣いてしまうが礼をいうシーンを続きに書くのはどうでしょう？ (2017年12月22日 6時) (
レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - kankさん» ですよね！こんなにいい作品なのに…… (2017年3月28日 3時) (レス) id: 64f3ec9543 (このIDを非表示/違反報告)
kank - レイさんに同感です続き書いて欲しいですよね (2017年3月27日 19時) (レス) id: 35930d806d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もう、続きは書かないのですか？ (2017年2月4日 23時) (レス) id: 64f3ec9543 (このIDを非表示/違反報告)
椎名魏(プロフ) - カルティさん» カルティさん今晩は！ネタが思いつかなさ過ぎてどうしようですよ...._(:3 」∠)_応援ありがとうございます！ (2016年5月5日 22時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名魏 | 作成日時：2016年2月29日 19時
