同業者による攻防 02 ページ2
.
どうしてあんな事を言ってしまったんだろう、と後悔したのは直ぐの事で。
取り消すにも取り消せれない言葉になってしまったからには、徹底的にやらなければいけ無い状況だ。
一応他の同業者、近くの区画の親しい同業者にも一応忠告したからそこまで大規模な戦闘じゃないからよかったけど。
「.....数百人でもそれなりの規模か。」
幾ら非殺傷の武器と言えど、乱射とか何回も打撃をしているワケだから負傷者も出る訳で、それプラス全員が全員頭に血が上っている。
「おいおいおい、久々に暴れられるからって派手にぶっ壊すなよー。サツとかが動いたら面倒なんだからよー。」
物陰から味方がいる陣営に銃声音に負けないように言うが、日ごろの表側の仕事での上司に対するストレスを発散するように銃を乱射しているあたりこれは耳に入っていないと判断する。
一度大きなため息を吐いて、残り少ない弾倉を入れ替えた。
大きなコンクリートの塊の影を利用しなるべく安全地帯へと移動していく。
まぁ、その行動に意味はありこの騒動の原因でもある奴と集中して戦うためだ。
そのためにも銃声音が遠くになるまで走り続ける必要がある。
「......っハァ、ここなら、大丈夫か。」
「何が大丈夫だって？」
上から聞こえた声と同時に、上体を反らしそのままバク転を数回繰り返す。
先程自分が立っていた場所にはあの男が立っており、手には鋭いナイフが握られていた。
あと数秒でも遅かったら、首から上は身体から離れていただろうと考えると背筋が凍る。
すかさず銃口を向けて2発続けて発砲。
それも当たらず、男は刀身で弾を弾き返され、狙ったところより大きく外れた場所に弾丸が当たる。
「っ、ぜってぇ人間のなせる業じゃねぇな....」
先程走ってかいた汗が額に張り付き、気持ち悪くて拭いたいがそんな余裕は一瞬たりとも無い。
そんなことをしていれば恐らくあの世行きだろうに。
「人間だよ、元はね？」
初めて顔を見合わせた時から思っていたけど、こいつの頭の中イかれているわ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
酒夜月(プロフ) - 事務所で仕事をしていたらスティーブンに理由を聞かれて、夢主がその理由と経緯を話すとスティーブンが抱きしめながら慰めてくれて夢主が泣いてしまうが礼をいうシーンを続きに書くのはどうでしょう？ (2017年12月22日 6時) (
レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - kankさん» ですよね！こんなにいい作品なのに…… (2017年3月28日 3時) (レス) id: 64f3ec9543 (このIDを非表示/違反報告)
kank - レイさんに同感です続き書いて欲しいですよね (2017年3月27日 19時) (レス) id: 35930d806d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もう、続きは書かないのですか？ (2017年2月4日 23時) (レス) id: 64f3ec9543 (このIDを非表示/違反報告)
椎名魏(プロフ) - カルティさん» カルティさん今晩は！ネタが思いつかなさ過ぎてどうしようですよ...._(:3 」∠)_応援ありがとうございます！ (2016年5月5日 22時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎名魏 | 作成日時：2016年2月29日 19時
