事件73〜夢の中で3〜 ページ25
そのあとが問題で、何故ベルモットがでてきたか…
君たちの受けたバツでおりたった世界もまた独特で、ベルモット及び黒の組織が存在していたんだ。
まあ、都合のいいことに名探偵やキザな怪盗はいなかったんだけどね
そんな黒の組織連中が御両親を見逃すわけもなく、極秘任務で調査を行っていたお母さんは黒の組織にバレて追われてしまい、お父さんはそれを助けようとして、君と普くんはそれに巻き込まれ死んだんだ。
そして、偶然にも君はこの名探偵コナンの世界にたまたまおりたってしまったわけなんだ……
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シルバ「………どう?こんな不幸な偶然の連鎖…理解…できる?」
A「……」
今、凄く脳内が冷静なんだ…
あの黒い女が誰だったのか、なんで黒の組織へ恐怖があったのか、どうして私は死んだのか…全てに納得がいってしまったのだ
全ての状況に整理がついてしまう自分に多分そこは本霊、本線の人物の補正機能かなんかなんだろうなと思った。
だって流石に普通の人物にこんなことすぐ整理がつくわけないから。
A「…ねえシルバさん…私さ、今全部に整理がついてて脳が追いついている自分がすごく怖いよ」
シルバ(…!…これが本線の世界の人物の力、か…いや、これ自体はこのこの本質かな…僕は世界を管理する神ではないから普段本線の世界の人物と会うことはないから…うん)
シルバ「君にはつくづく驚かされる…もっと泣いたりだとか、動転するものかと思ってたんだけど」
A「今なら全部受け入れられてしまうんだ…全てね」
シルバ「そんな君に朗報もあるんだけど…言っていい?」
A「いーよ」
シルバ「普くんだけど…生きてる…」
A「!?」
シルバ「…本霊なのもあるけど…死ぬ筈じゃ無かったんだって…」
A「……ヒック…ヒック…よか…た」
シルバ「!…そうだよね…嬉しいよね」
A「…家族が死んでヒック…今の世界線だと、周りに皆家族がいて…独りはやっぱりくるしくて…でも…ヒック…『普が生きててよかった!!!』」
シルバ「うん…うん…」
それから私は暫く泣き続けた…
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シルバ「きっと、君が目を覚ますとすぐに哀ちゃんに質問されるだろうから冷静にね…」
A「…ん…ありがとうシルバさん」
回想終了…
ぶっちゃけ色んな事ありすぎたあとなのに焦ってる内容は哀ちゃんからの質問だけってね…
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作者名:時雨 | 作成日時:2017年11月25日 10時