狙撃手は神を射抜く 【FF編】

十九本目の矢。 ページ21

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皆、口々にそういうと先程までの円堂はどこに行ったのか、だんだんと姿勢は下がっていったが、部員たちの言葉に対してまた燃え上がった。



「〜〜〜っ！！お前らなぁ！
サッカーを愛する気持ちがあれば不可能だって可能になる！！
なにも始まってないのに諦めちゃ駄目だ！諦めちゃ駄目なんだよｯ！」



円堂のその熱い声は部室外までに響いた。






＿＿＿それから円堂は“帝国学園きたる サッカー部員大募集！！” という看板を肩に、グラウンドや体育館やテニスコートなど色んな所を走り回った。

他の部からも何か言われようとも、テニスボールを当てられようとも円堂は諦めなかった。



「ふーん…サッカーねぇ。」



陸上部のトラックで足が速く、親友と呼ぶくらい仲の良い風丸にサッカー勧誘をしていた。



「風丸、お前一流プレイヤーと競ってみたいって言ってただろ？
もしやる気になったらいつでも言ってくれよ！放課後は鉄塔広場で練習してるから！あぁ、そこに来てくれてもいいや！じゃあよろしくなー！」



話が終わると円堂は風丸に手を振ってトラックから走り去り、他の部活に勧誘しに行った。



「一流って…陸上の話だぞ…？」




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