守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ9)

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ⅩⅨ章～「霧のまち」4 ページ9

ｼﾞｮ「みんな！ジープにのってこの町を出るんじゃッ！」

そう言って、ジョセフさんが乗り込もうとしたのは

ｼﾞｮ「なにィッ」

先の尖った鉄柵

隠者の紫でなんとか串刺しにならずにすんだ様だ

…なにやってんの

承「おい…じじいひとりでなにやってんだ…………？？アホか」

ｼﾞｮ「オーッノォーッ。何やってるんだって今………ここにジープがあったじゃろッ！？」

ポ「え？ジープ？」

ｼﾞｮ「なあッ？Aっ！」

あ「…ジープは、あっち、です」

指を刺して言う

ｼﾞｮ「えっ！い…いまたしかに…」

…霧での見間違い？

ナチュラは溜息をついて戻る

ヒタヒタﾋﾀヒタヒタ

その音と一緒に、杖をついた背の低いお婆さんが現れペコリとアタシ達に会釈をした

それにペコと返す

「わたしゃ民宿をやっておりますが…今夜はよかったら、わたしの宿にお泊りになりませんかのォ
　…安くしときますよって」

ポ「おお～～っ、やっと普通の人間に会えたぜ！」

数人の警官が男の体を運んでいった

その間も誰も騒ぐことなく、ﾋｿﾋｿと小さな喧噪が広がる

やっぱりこのまちはオカシイ

霧も濃くなってきている

…さむい

「ささ！ジョースター様あれがわたしのホテルですじゃ」

大きな建物がみえた

…ぅわ、立派

「ご案内いたしますよって……………ついてきてくだしゃれ」

…あれ？

…ちょっと何か引っかかった

お婆さんの話によると、このホテルはある有名人が泊まったとか泊まってなかったとか…

案外、茶目っ気のあるお婆さんみたいだ

「ホテルは今他にお客はおりませぬが夕食はお肉がよろしいですか？
それともお魚がいいですか？」

…アタシ、お魚がいいでーす！

承「待ちな婆さんあんた…今ジョースターという名をよんだか」

…？それがなにか

承「なぜその名がわかった？」

…ああ、そういえばそうかも

…アタシがさっき感じた違和感はこれでしょうか？

「いやですねェお客さん。今さっきそちらの方がジョースターさんて呼んだじゃありませんか」

包帯がぐるぐるに巻いてある左手でポルナレフをさした

…あの手どうしたんだろう？

ポルナレフがお婆さんの左手の事を尋ねると、お湯を零してしまったと言った

あ「大、丈夫、ですか？」

「おおっ。優しいお嬢さんありがとうごじゃいましゅる。大丈夫でしゅよ」

それにしても

「ハハハハハハ」
「ヒャヒャヒャヒャ」

ポルナレフとお婆さんは仲良くできるんじゃあないかな