守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ43)

今日:15 hit、昨日:2 hit、合計:93,100 hit

ⅩⅩⅤ章～「灼熱地獄」3 ページ43

暑い

日差し避けに布をフードみたいにして余った部分は顔に緩く巻き付けているとはいえ

…暑い

典明がどこからか視線を感じる気がするそうだが

アタシはそれよりも暑さで頭がぼおっとして、手綱を離さない様にするので精いっぱい

承太郎がスタープラチナと双眼鏡を使って遠くをみたけど何も見つからなかった様だ

ポ「おい行こうぜ。陽がくれたらテントをはろう」

水を飲みながらいうポルナレフ

ポ「それにしても暑いぜ。見ろよ気温が50℃もあるぜ」

…聞きたくなかったそんなリアルな数字

項垂れたまま格好のまま瞬きも碌にしないアタシにポルナレフが声を掛ける

ポ「おい、A大丈夫か？こっちこい。ほら、水やるから」

来いと言ったけど、ポルナレフの方が近付いて来て水筒を差し出した

あ「……ぁ………」

ポ「ぅおっと！？」

水筒を受け取ろうと手を伸ばしたけど、水筒を受け取る力もなかったのか
アタシの手から滑り落ちる

寸でのところでポルナレフが受け止めたおかげで中身を砂漠にぶちまけずに済んだ

あ「……ご…め………」

ポ「気にスンナって。……あー、ほら、口開けろ。飲ませてやるから」

あ「……ん、……ぁ」

口を開けるとポルナレフが水筒を傾けて水を少しずつ流し込む

あ「…ぁり……が…と」

なんならこっちに来るか？と自分の前をぽんぽんと叩くポルナレフに大丈夫だと、頭を振る

ｼﾞｮ「どういうことだ！午後8時を過ぎているというのに！」

…ぇっ？

ｼﾞｮ「なぜ太陽が沈まないッ！」

ポ「ばっばかなッ！温度計がいきなり60℃にあがったぞ！」

…そ、そんな

ポ「し…………沈まないどころか！！太陽がッ西からグングン昇ってきているぞッ！」

花「ま…まさかあの太陽がッ！スタンド！！」

皆が急いでラクダから飛び降りる

アタシは半ば落ちる感じで降りて皆につづく

ポ「な…なんてこったッ！ここは砂漠のど真ん中だっつーのにッ！
　あの「太陽」がスタンドだとォーッ！！」

ラクダの手綱を引いてしゃがみ込む

あ「……ナ…チュ……ラ…」

ナチュラが地面を殴り軽い日除けをつくる

ポ「どうやって戦うッ！くそったれの気温が70℃に上がったぞッ！
　それにあの太陽のスタンド遠いのか近いのかわからねーぜ。距離感がまったくねーッ」

承「てっとり早いのは！………………本体をブチのめすことだな」

…あぁ、全くだ

ｼﾞｮ「この「太陽」のエネルギーは今…体験している通り！本体は絶対ちかくにいるはずッ！」