守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ42)

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ⅩⅩⅤ章～「灼熱地獄」2 ページ42

――ブアフゥ～

…なに？

――バフ～ッ

…何だか生暖かい風が顔にかかる

…ああ、また眠ってたんだ

いい加減起きないと

あ「……え？」

「バフ～」

目を開けると視界一杯にラクダ…かな？の顔があった

自分は岩にもたれかかって眠っていたらしい

少し顔を動かせば4頭のラクダにかこまれてるらしかった

立ち上がると、ラクダ達が2，3歩下がってじっとこっちを見下ろす

奥の方に1頭のラクダとジョセフさん達がみえたからそっちに歩いていくと

ラクダ達が周りを囲むようについてくる

あ「あの…」

ｼﾞｮ「おお！A、起きたのかああああああああああ！？」

ジョセフさんに手綱を掴まれていたラクダがぐるんっとこっちを向いて走り寄ってきた

あ「ぅわっ、…ふふ、元気だね」

顎を撫でてあげようと思って手を伸ばしたけど、

…身長プラスのブーツでも履こうかな

すぐにラクダが膝を折畳んで座る

顎を撫でてやると嬉しそうに瞬きをした

ｼﾞｮ「よし！よくやったぞA。そのまま、そのままだ」

あ「？はい。…いいこだね」

ジョセフさんはゆっくりとラクダにまたがった

ｼﾞｮ「よし…。Aもういいぞ」

あ「？あの、意味がよく…」

「バフ～ッ」

驚いたのかラクダが勢いよく立ち上がる

ｼﾞｮ「やったーッ」

…よくわからないけど、よかったですね

取り敢えずポルナレフの隣に並ぶ

ポ「相変わらずAは、動物に好かれるなあ」

あ「…唯一の取り柄、だから」

承「自分を卑下するんじゃあねえ」

ポ「同感」

花「右に同じ」

ジョセフさんの説明を聞き流しながら話すアタシ達

あ「聞かなくて、いいの？」

承「じじいより、おめーに聞いた方がマシだぜ」

ポ「同感だ。…ほれ、あれみてみろよ」

皆がポルナレフの言った方に視線を向ける

ｼﾞｮ「まてこら！はっ速いッ、おおっ」

………

あ「落ちた、ね」

承「ああ」

～～

ｼﾞｮ「よ～し、皆予定通りうまく乗れたようじゃの～～～～」

ポ「結局、Aが全員のラクダを座らせることになったけどな」

確かにポルナレフの言った通り皆がラクダに乗るとき、アタシが座らせてる間に乗ったのだ

アタシは皆のより一回りくらい小さなラクダに乗った

ｼﾞｮ「それでは砂漠をつっきるぞ！みんな！北西へ向かって出発進行じゃ～～～～～～！！」

それを合図にアタシが乗ったこ以外思い思いの方向へ歩き出す

ｼﾞｮ「おいおいおいおいおい」

あ「……ふぅ～。大変だね」

「バフウ～ッ」