守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ36)

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ⅩⅩⅣ章～「仕返しは蜜の味」1 ページ36

あ「はぁ～…」

一体2人は宝石店で何をしてるんだろう

何だか店の中が騒がしい気がする

…嫌な予感がプンプンしますぜっ！

ドガ―――――ン

あ「えっ」

…承太郎？

承太郎が店から吹っ飛んできた
血塗れで

あ「っ承太郎！？」

大慌てが駆け寄れば、承太郎は酷い怪我をしていた

あ「ひどい…こんなに、」

「早く俺達の国を出て行けッ！このスカタンがッ」
「指は切らねーでそれぐらいで勘弁してやるぜ」

ガタイのいい男の人が3人承太郎を見下ろしている

…何が一体

「！」

黙っていた男の人と目が合うと男の人はこう言った

「女へのプレゼントか…。嬢ちゃん、悪いことは言わねーから、こんなコソ泥男と別れちまいな」

あ「え…？コソ泥、って」

男の人達は店の方へと戻ってアタシの質問には答えてくれない

あ「……ﾊｯ、承太郎！傷、みせてっ」

承太郎の傷は打撲傷が殆どみたいだ

傷を隠すために巻いていたスカーフで承太郎の血を拭う

「フッハハハ、フハ、フハヒハハハハ、フハ」

ダンが笑って見下ろしていた

その手には碧くて大きな石が使われた金色に輝く(多分)ネックレスが握られている

「でかしたぜよーくやった。お前のお蔭でドサクサに紛れてもっとでかいもの手に入れたからよ」

あ「いたっ」

腕を掴まれて無理やり立たされる

そのまま流れる様な作業でアタシの首にさっきのネックレスをつけた

普段つけているネックレスはポケットに仕舞ってある

「ああ、よく似合ってるぞA。フハハ」

あ「っ、ぃ、」

唇の端にできた傷をダンが親指で圧迫しながら撫でる

目を細めた顔に見下ろされると、背筋を悪寒が走った

…イタイイタイイタイっ！！

そのままさっき打たれた頬も押されるから堪ったものじゃあない

承「ふふふふふ」

…え、承太郎？

承「くく…くくく」

「承太郎ッ！きさま何を笑っているッ！何がおかしいッ！」

承「フッフッフッフッ、いや……楽しみの笑いさ」

…楽しみ？

承「これですごーく楽しみが倍増したってワクワクした笑いさ。テメーへのお仕置きターイムが
　やってくる楽しみがな」

「やろォ！！」

あ「ああッ！やめてッ！！」

ダンが承太郎の背中を踏みつけた

「お前……何かカン違いしてやしないか。ジョースターのじじいはあと数十秒で死ぬ！
そんな状況なんだぜ―――」

承「フフフいいや貴様は俺達のことをよく知らねえ」

…あっ

承「花京院のやつのことを知らねえ」

「なあにィ～～～～～～～～～～～～！！」