守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ31)

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ⅩⅩⅢ章～「恋人の恐怖」1 ページ31

あ「承太郎っ」

治療のために伸ばした腕を掴まれた

あ「いっ」

後ろに勢いよく引かれる

「立て」

あ「誰がっ」

抵抗で睨み付けると、ダンが眼を細めた

あ「ッ！」

髪の毛を掴まれて無理やり立たされる

ポ「Aッ！？」

後ろの髪を下に引かれて上を向かされ開いた方の手で顎を掴まれ固定された

あ「っ、離、してッ…」

「そんな口をきいていいのか？ん？」

あ「っ」

…ああ、ムカつくっ

ダンは視線をジョセフさん達にむけるとこう言った

「これは罰だ」

言い終わると、グイッと顔を近づけられて、どんどん距離が縮まる

…あ、やばっ

無理矢理顔を逸らす

…首いった

ちゅ

あ「ッ！？」

唇の端にダンの唇を押し付けられた

あ「っ、いやだッ！」

両手で全力でダンの体を押しのけようとするけど、相手は案外体格のいい男

ビクともしなかったけど案外簡単に顔が離れた

ポ「てめーッ！なにしやがる！！」

…ポルナレフっ

「おい」

ダンの表情は酷く冷たく視線は絶対零度だった

「今、顔をそらしたな」

あ「……、それは」

「罰だ」

ダンの顔が今度は下に動く

ガリ

あ「ッ！いたいっ、いや、だっ！やだあっ！！」

ぎちぎちと首の皮膚が悲鳴をあげる

…噛まれてるっ、いた、いやだ、痛い

『ッァア！！！』

「っ！？」

拳を振りかざすナチュラに驚いて、急いで体を離すダン

それでもナチュラは拳を振りぬく

『ヅァア！………チッ！！』

ダンにぶつかる寸前の拳をハイエロとチャリオッツがナチュラを押さえてとめる

花「Aッ！」

典明に体を引かれてダンから離される

ポ「傷見せろッ！…ッ！野郎ッ」

首がひりひりずきずきじんじん…

…いたい、いたい、いたい

…悔しい、碌な抵抗も出来なかった

あ「ひっ、ひん゛、ぅ、」

…いたい、くやしい

花「A…」
ポ「っ赦さねえ！」

「くっくっ、泣くほど痛かったか？」

承「ってめえ！！！！」

花「待て承太郎ッ！」

「まあ、安心しろ。蓬皇A、お前は殺さない」

あ「ぇっ…？」

「DIO様のもとへ連れていく」

あ「なっ」

…どういうことっ？

「だがそれまでは、俺の好きにさせてもらうがな」

あ「ッ」

ビクリと体が震える

さっきのが結構精神的に効いたみたいだ

ポ「A、耐えてくれ」

…え？

ジョセフさんと典明とポルナレフが走り去っていく

花「承太郎、そいつをジョースターさんに近づけるなッ！そいつからできるだけ遠くへ離れる！」

…そっか、射程距離