守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ27)

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ⅩⅩⅡ章～「見えない恋人」2 ページ27

エンヤ婆さんの叫び声と一緒に血が辺りに広がる

それはアタシ達にも降り注いで…

…え、なに、また、え、血、だって、あれっ

意味もない事を心の中で思っているとジョセフさんに「みるな！」と言われ胸板に押し付けられた

「私の名はダン……鋼入りの(スティーリー)ダン。スタンドは「恋人」の暗示。
君達にもこのエンヤ婆さんのようになっていただきます」

ポ「なんてことを！このバアさんはてめーらの仲間だろうッ！」

ダンの台詞にポルナレフが怒鳴る

顔面から血を吹き出しながらそれでもエンヤ婆さんは言う

「う、うう、うそ」

単語は文へと変わった

「うそ……う…うそじゃ。DIO様がこのわしにこんなこと…………するはずが……ない」

…どうして？

花「ばあさんの体から出ているのは「スタンド」じゃあないぞッ！実体だッ！
　本物の動いている触手だ！！」

…実体の触手って、まさか

「あの方がこのわしにこのようなことをするはずが……「肉の芽」をうえるはずが、
DIO様はわしの生きがい……………………信頼し合っている……………」

花「「肉の芽」！？」

ポ「ばあさん！」

チャリオッツが肉の芽を切るとそれは太陽の光を浴びて溶けた

あ「DIOの…「肉の芽」ッ」

「いかにも！」

ハッとして視線をあげると腕を組んでいるダンと目が合った

「よーく観察できました」

…バカにしてますね、この野郎

「それはDIO様の細胞「肉の芽」が成長したものだ。今この私がエンヤ婆の体内で成長させたのだ」

「エンヤ婆……あなたはDIO様にスタンドを教えたそうだが」

…DIOは自分でスタンドの存在に気付いたんじゃないんですか？

「DIO様があなたのようなちっぽけな存在の女に心を許すわけがないのだ。
それに気づいていなかったようだな」

走りだしたジョセフさんが地面に横たわるエンヤ婆さんの傍にしゃがみ込んだ

ｼﾞｮ「ばあさんッ！DIOのスタンドの正体を教えてくれッ！」

その言葉に体が動いて、気がつくとアタシはジョセフさんと同じようにエンヤ婆さんの傍に
しゃがみ込んで血まみれの顔に手を触れていた

掌に淡い光がともり出血を押さえていく

あ「お願いしますッ！」

…ホリィさんの命がかかってるんですッ！！

ｼﾞｮ「言うんだッ！DIOという男に期待し信頼を寄せたのだろうが、これでヤツがあんたの考えて
　いたような男ではないということがわかったろうッ！」

あ「お願いっ」

ｼﾞｮ「わしはDIOを倒さねばならんッ！たのむ！言ってくれッ！」