守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ3)

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ⅩⅧ章～「恐怖の出会い」3 ページ3

最後に聞くのが最初に聞いた人の声っていうのもいいかも

知らない館で人生を終える、どんな小説ですか

死ぬまえにテレンスさんの声が聞けてよかった…

ドスっと何かにぶつかり、ドサアッという衝撃を受けた

さっき階段を転がり落ちた時と受けた痛みと衝撃が違う

不思議に思って目を開けて、そして体がまた固まった

目を開けて視界一杯に広がった大きなハートマーク

T「くっ…ぅ」

頭上から降ってきた苦しげな声

見上げれば、眉を寄せて苦悶の表情を浮かべたテレンスさんの顔がある

T「ﾊｯA様！
　大丈夫ですか！？お怪我はございませんか！？何処か痛むところはございませんか！？」

ぁ「ぇ、ぅわ、わッ」

耳の下あたりを両手で挟み込まれて、顔がグイッと近付く

今気付いたんだけど、テレンスさんの上にアタシが乗ってる状態なんですけど

何処か痛いところは、って全身痛いですけど

T「ああ、服もこんなになってしまって…。それに、こんなに怪我を」

あ「えっと…テレンスさん？」

「ダービー。その女は食糧ではないのか」

T「食糧…？」

心なしかテレンスさんの顔に影がさし、声も低くなったような気が…

T「A様は大事な客人ですよ！それを貴方はなんですか！スタンドまで使って！？
　こんなに怪我までさせて、おまけに服までダメにして！！
　私が間に合わなかったらどうするつもりだったんです！？」

「お前が直接受け取らずとも、スタンドをだせばよかろう」

T「……」

あ「あ」

アタシもN・Aだせばよかったかも

「それで。お前たちはいつまでそうしているつもりだ」

アタシはテレンスさんの上からどこうと腕に力をいれた、が

どけきれず体は後ろに傾き、階段の段差に背中を打ちそうになる

慌ててテレンスさんが背中に腕をまわしてくれたから、無事だった

T「大丈夫ですかッA様！どうなさいました？」

あ「腰…抜けました」

「情けない」

T「貴方の所為ですよ！ヴァニラ！！」

アタシが逃げ回っていた相手はヴァニラという名前らしい

T「A様。失礼します」

あ「え？」

ヒョイと軽々とアタシを横抱きにしたテレンスさん

…以外と力持ちなんですね

T「私の部屋にお連れしますがよろしいですか？」

あ「え…はい」

T「ヴァニラ。貴方も来てください」

ヴ「何故私がいかなければならない」

T「貴方が原因だからです」

ヴ「その女がうろついているのが悪い」

T「DIO様の客人ですよ」

ヴ「…」

T「行きますよ」