守護霊様が導いたこの出会い！！！【ジョジョ3部】 (ページ17)

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ⅩⅩⅠ章～「お礼のキスを」2 ページ17

もう承太郎に口で勝てる気がしないですよ

承「どこにも「承太郎」なんてかいてねーぜ。
　最初に会った時ジョースターと呼んだときから怪しいと思っていたのさ。
　皆にも俺の名を呼ぶなと言っておいた」

…アタシ何も聞いてませんよ

…自業自得ですけど

承「…だのに俺の名を知ってるってことは…」

「とぼけてんじゃねぇ。もうスタンド使いの追ってということがバレてんだよ。ババア」

屍達がドアににじり寄っていく

承「さあ。どうした。あんたの「スタンド」を見せてこないのか」

「もうすでに見せてるよ――――ッ！！」

屍達がドアから飛び出し承太郎に跳びかかる

承「フン！」

…やべえよ、負ける気がしねえですよ

『オラオラオラオラオラオラオラオラアッ』

…スタープラチナすっごく楽しそう

ラッシュで屍達が建物の外へ吹っ飛ばされていく

「ケケケケケケケケケケケケケケケケ」

開け放たれたドアから外の様子がみえる

赤ん坊が承太郎の足にしがみ付いて長く不自然な形の舌で傷をつけた

…それはダメでしょう！

ドアから飛び出して戦闘へ飛び込んだ

承「ッ！A、てめぇ…」

「ぎゃはははははははははは――――っ！！」

承太郎の声を遮ってお婆さんが赤ん坊を抱き上げて笑った

「わしのスタンド「正義」は勝つ！ほんの一か所でいいのさっほんのちょっぴりでいいのさッ
術中にはまったんだよ！承太郎ッ！」

…ああ、ちょっとイラっときましたよ。今の

ポケットに手を突っ込む

…あ、よかった。入ってた

ポケットの中から種を取り出してギュッと握る

種が成長して芽が伸び、茎がのびる

「A！お前の様な小娘1人増えたとて役立たずの能力では「正義」に勝つことはできん！」

あ「…そう、ですね」

…確かにジャスティスには勝てない

でも

あ「アタシが、勝つ、必要は、ないん、ですよ」

握っていた手を開く

成長途中のイノチが現れた

ナチュラがそのイノチを掌から引き継ぎ、承太郎の元へ向かう

承「……おい、てめぇ」

『信ジロ』

承「あ？」

『俺デハ…ナイ………アノ子…ヲ……ダ』

承「…ﾌﾝ。やれやれだぜ」

『……』

ナチュラが承太郎の足にイノチを翳すとそれは移動して、承太郎の足の傷に巻き付いた

シューシューと霧に舞い上がっていた血が少なくなる

承「…ババア、これでもコイツの能力が役立たずだと？」

「遅らせるだけじゃ！結果は変わらんっ」

承「その結果とやらが出る前に俺があんたを倒すまでだぜ。ババア」