星空の夜、キミと

星空の夜12 ページ13

「おい、上杉。起きろ！」
「そうだよ、それにアーヤも起きて」

ん＿＿＿？着いたのかな？って、え！

私は目を開けて驚いた。

だって、上杉君の肩に寄りかかってたし。それに、上杉君も私の頭に頭を乗っけてるし！


つまり、寄り添い合ってる状態………。


「え！あ、着いたんだ…。」


そうして頭を動かそうとしたけど、すやすやと眠る上杉君を見て、やめた。


「上杉君、起きてー？」


すると、上杉君は仕方ないなと言うようにゆっくり目を開けた。


すると、すぐに状況を理解したようで、慌てて起き上がり赤面していた。


「2人とも、大胆だねぇー」

翼っ！違うっ！

「ま、いいや。行こうよ」


そうしてバスを降り、星空旅館まで歩き出した＿＿＿。


歩いてる途中、スマホを見た。すると、私が寝ている間にみんながやり取りしてた内容が出てくる。


はぁ＿＿＿ほんと何してんだか。

黒木若武先生はアーヤと一緒になりたかったんだな?
偉大なるリーダー若武そうだよっ!俺はアーヤが好きなんだから
翼おっと、アーヤは渡さないよ??
小塚み、皆凄い_。上杉、寝たのかな?
偉大なるリーダー若武アイツのことなんて、知らん!
黒木あのさ、着いたけど?
小塚じゃあ、アーヤと上杉起こそっか



アーヤ私が寝てる間に何話してんの………もう、若武!



そう打ったとこで、星空旅館が見えてきた。

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