星空の夜、キミと

星空の夜10 ページ11

ピピピピッピピピピッ。

ふわぁぁ、おはよう……。あ、今日って星空旅館行く日だ！急いで支度をし、髪の毛を結んでバスターミナルまでいく。

服装と髪型は、5年前と似てるものにした。白いシャツに、黒のスカート。サイドを三つ編みしてハーフアップ。久しぶりだな、こういうの。


すると、若武達が待つバスターミナルに着く。

「アーヤ、こっちこっち」

「おはよ、皆」

「じゃ、ペア決めよう」

ん、そうだね翼。
すると、皆ででグッチョッパーを始めた。


「「グッチョッパーの分かれっこ！分かれっこ！」」

結果は、若武&小塚君。黒木君&翼、上杉君&私になった。

「くそっ……」

え？なんで若武達落ち込んでんの？？？



「はぁ、もういいから行こうぜ」

「上杉君に賛成！！」

すると皆も賛成し、バスに乗った。
わぁっ、やっぱ高いな〜！

「立花、LINE交換出来る？」

あ、そうだった。私、昨日スマホかってもらったんだ！皆とLINE交換しなきゃ。

「ん、いいよ！」


私にとって、友達を登録したのは上杉君が初めて。すっごく嬉しい！

「じゃあグループ作っとくから」

やった、ようやく皆のグループが作れる！

上杉アーヤ、若武、黒木、美門、小塚を招待しました。
偉大なるリーダー若武おいっ!なんでお前がアーヤとLINE交換してんだ
アーヤ上杉君、グループ作ってくれてありがと!若武………
翼えーーと、どういうこと?
黒木お、アーヤ。スマホ買ってもらったんだね。
小塚そうなの!?よかったねアーヤ
偉大なるリーダー若武俺を忘れるなっ!!
上杉うるせー
アーヤあ、あのー。私寝るね…?


そう打つと、私はスマホをカバンにしまった。

「上杉君、着いたら起こしてもらえるかな…？」

「ん、分かった。おやすみ」

ふぅ…久しぶりにゆっくり出来るよ…。

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