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悟「そういえば明日休みだからせっかくだし、出かけね?」


饂飩を食べ終わり、共同スペースのソファで寝転がり寛いでいた悟さんが不意にそう言った。

因みに傑さんはソファに寄りかかりながら座り、硝子さんと僕はテーブルを囲い、座布団に座っている。


硝「出かけるってどこに?」

傑「悟がそんな事言うなんて珍しいね」


2人の言葉に悟さんは眉を寄せながらんー、と唸った後閃いたように「適当にそこら辺歩いて面白そうな店に片っ端から入っていく!」と言った。


傑「面白そうな店ね…んー…いいんじゃないかな?」

硝「気分転換にもなるねー」

悟「んじゃ、決まり。お前ら準備しとけよなー」


楽しそうにそう言う悟さんに硝子さんと傑さんがはーい、と返事をした。


悟「…………」


が、何故か分からないけど悟さんが僕の方をじっと見ている。


悟「………」

『えっと…悟さん…?』

悟「……………………お前行かねぇのかよ」


少し不貞腐れているように眉を寄せた悟さんはそう言った。


明日……土曜日…

______
_________


〔お前の挨拶の仕方があまりにも汚すぎたんだろう!五条悟様よりも頭を下げて五条悟様を敬う気持ちがたりなかったんだろ!!!お前…戻ってきたら覚えとけよ?!この恥知らずが!!土曜に戻ってこい!!〕


_________
______


………………



『…すみません。行けません。』

悟「は?」

傑「ん?」

硝「…?」


僕がそう言うとさっきまでの楽しかった雰囲気が一気に沈んだ。


悟「は?なんで?」

傑「そういうのを聞くのは失礼だよ。何か用があるんだろう?」

『…はい。すみません。』

硝「……」


悟「じゃあ、その用が終わったら来れんのかよ」

『……多分無理だと思います。』

悟「はぁ?!」


あの人達の話は長いし…それに今回は説教だし。

最悪土曜、日曜って解放してもらえないかもしれない。


悟「それってどうしても外せない用事なの?この俺とデートに行く事よりも大事なのかよ?」

傑「デートではないね。」


…………確かに悟さんの言うことは絶対、と家の人が言っていた。

でも帰ってこいって命令されたし…


『……わ…かりません。…けど、家からの呼び出しで…』


言葉に詰まりながらそう言うとまた雰囲気が変わった。

さっきの雰囲気とはまた違う…なんというか、ピリピリしているような…


そんな事を考えていると無表情の悟さんの口が開いた。

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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時

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