地獄先生ぬ～べ～アニメ沿い夢小説 (ページ22)

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治癒した肩ページ22

「(あれ？肩の痛みが取れてる…)」

あの後、条件をのんだ玉藻先生と待ち合わせをした私は童守総合病院の駐車場にいた。そして、先ほど玉藻先生に診てもらった肩が随分と楽になっていることに気付く。

「どうされました？A先生」
「！」

思考を中断された声の主に振り返った。勤務を終えた玉藻先生のお出ましだ。相変わらず余裕たっぷりの態度に私も負けじとドンと構える。

「なんでもないですよ。それで、どこに連れていくんです？」

術の稽古を早速つけてくれるそうで、その場所に連れて行ってくれるみたいだが…。玉藻先生は白衣から車のキーを取り出すと隣にあった赤いスポーツカーのロックを外した。

「もちろん私の家ですよ。さあ、これに乗ってください」
「え…家…！？」

スポーツカーなんて流石医者は違うな…と思っていたら、玉藻先生の自宅と聞いて驚いた。玉藻先生に限ってそんなことは考えてないと思うけど、いきなり家って…っ。

「どうしたんですか？顔が赤いですけど」
「！、な、なんでもありません…っ。約束通り稽古をつけてください」

怪訝な顔をした玉藻先生に余計なことを考えていたなど悟られぬよう平静を装った私は後部座席に乗り込むと、玉藻先生と共にスポーツカーに乗って玉藻先生の自宅へと向かっていったのだった。