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A
「どう？美味しい？」
リヴァイ
「ああ、美味い。」
「壁内じゃ贅沢だが紅茶はミルクも砂糖も合う。だがストレートが1番良い、何も邪魔しない。茶葉そのものの味を堪能できる。」
A
「リヴァイ紅茶好きなんだね。」
リヴァイ
「クソみたいな地下都市でも至福の時間は…。いや、紅茶で気が緩んで喋りすぎた。」
急に警戒心ばかりの彼を解したのはこの紅茶の温かさ？
饒舌になって、少しばかり表情も明るく見えた。
何故かリヴァイはミケやエルヴィンには見せる警戒心を私の前では解いてくれる、それがやけに嬉しくて。
彼にとって私も仲間と認められたのかな…。
そんな淡い期待を抱きながら嬉しく思う。
殺意同様のあの視線。
それが今柔らかなものに変わっているのは
環境の変化なのか、仲間との関わりなのか。
リヴァイ
「足の調子は？」
A
「ああ、運んでくれたおかげで大丈夫！3日もすれば治るってミケが言ってたよ。」
リヴァイ
「ならいい。」
A
「心配してくれたんだ？」
リヴァイ
「イザベルとファーランが心配してたから聞いてるだけだ。」
A
「素直じゃないのー。」
こうやって笑うんだ、こうやって話してくれるんだ。
新たな一面を気づけるこの時間が楽しい。
そりゃリヴァイは紅茶に釣られた猫だけど、
足を挫いた私を気遣ってこの部屋に態々来てくれた。
リヴァイ
「それでその汚ねえ豚が言ってたんだが、」
まあ言葉遣いはずっと悪いみたいだけど…(笑)
でもこの声をずっと聞いていたら、
紅茶の温かさとリヴァイのテノールの声で段々睡魔が襲って
「ゆっくり休め、A」
✩.*˚.*･ﾟ
少しだけ内容やセリフを自然になるように変えました…！
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作者名：しゃむねこ | 作成日時：2023年11月18日 19時
