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バレないように木の陰に隠れてその場に座り込む。
アンカーの故障だって夜な夜な内緒で訓練して
無理な使い方してたのが原因なのは分かってる。
今にも切れそう、むしろよく耐えてくれたというか…。
まあでもこんな捻挫、詩を唱えたら一瞬で
リヴァイ
「怪我人がこんな所で何してやがる。」
A
「うわっ!!!びっくりさせないでよ…。」
リヴァイ
「足やってんだろ、見せろ。」
A
「やだな、そんなわけないよ。ただちょっと疲れただけ。」
彼はため息を吐き出して刹那無言で私を抱き上げた。
抱き上げた、……………抱き上げた?
皆の視線、近すぎる胸元、彼の体温……?
い、今私、お姫様抱っこされてたり…?
A
「ぇ!?!い、いい!降ろして!!痛くも何ともない!」
リヴァイ
「ダメだ、医務室へ向かうのが優先だ。」
周りの兵士たちの驚きと興味津々の視線が刺さる。
ハンジ
「へえぇ〜?何だか面白い展開になりそうだねえ?エルヴィン♪」
エルヴィン
「リヴァイの本来の姿が見えてきたし、互いにとっていい刺激になりそうだ。」
A
「そこ!話してないで助けろ!!!」
リヴァイ
「うるせえな、怪我人は黙って従え。」
エルヴィン
「リヴァイ、Aを頼んだよ〜♪」
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作者名:しゃむねこ | 作成日時:2023年11月18日 19時