赤 面 症 の 白 雪 姫【あんスタ】

06.すのーほわいと ページ7

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「うわ〜☆すごいね、君の目、キラキラだっ！
上から見ると金色に見えるよ！
キラキラしててきれい〜☆」


『あ、あの……そ、その……。』



オレンジ色の髪をした先輩に上から目を
じぃっと覗き込まれています。
褒めてくれているのでしょうし、お礼を言おうと思うのですが口が全く動きません。

紫之くんは側で困惑気味に眺めています。


……どうして、こんなことになっているん
でしょうか？





…………







「そういえば、もうAさんはあんずさんに
会いましたか？」


『あ、あんずさん、ですか……？』


「はい。2年生のプロデューサーさんで、
Aさんよりも前に転校してきたんです。」




でも、その様子だとまだ会ってなさそうですね

そう言って、ふわふわと柔らかく微笑む
紫之くんはとても可愛らしいです。
これが話題の女子力高めの男の子なんですね。



「僕、2-Aの他の先輩に用事があるんですが、
Aも一緒に行きませんか？
あんずさんに会えるかもしれませんし。」


にこりと笑う紫之くんの言葉にのらない理由も
なく、食い気味に「行ぎます」と即答します。
一人では心細いですが、紫之くんと一緒なら
大丈夫な気がしますから。






…………







そうでした。
紫之くんの用事がある先輩というのが
私の目を一心不乱に見ている明星先輩
だったんです。


生憎、プロデューサーさんも出払っている
らしく帰ってくるまで恐らくこのままですね。


……どうしましょう？






「…おい、明星。何をしているんだ。」


「椚先生の話長かったなぁ……。
あれ、スバル君。その子、どうしたの？」

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