真実《肆拾録》 ページ20
泉「独斗兄に触れていれば、独斗兄の異能力(ちから)を使えるんだよね」
『…ケホッ………嗚呼、そう、だよ…?』
泉「なら、私に…… 尾「そなたは慕っていた義兄までも利用するのかえ?」……………違う!」
尾「違わぬじゃろう?それがそなたの本性じゃ…
泉「………………………」
尾「そなたの目的の為に凡百殺戮を正当化する その本性は変えられぬ でなくばそのように 夜叉を武器として使える筈がない」
膝をつき、腹を押さえている僕の体から、刃が引き抜かれていく
『ぐ……………っく』
泉「………………………」
尾「何故なら夜叉は____"そなたの両親を惨 殺したのじゃから"」
惨、殺………?
敦「そんな」
泉「………!!」
鏡花が怯えた顔で敦君を見る
敦「どうして………」
僕は動かない足を動かして鏡花に近寄り、ぎゅうっと抱き締める
ひどく冷たくなってしまっていた
『大丈夫、それが君の本性だとは限らない……大丈夫、大丈夫僕は君から離れないから』
鏡花は携帯電話を落とし、僕の背に腕を回して抱きついた
夜叉白雪は、その姿を消す
その直後、ポートマフィアの車が数台、到着した
尾「私が守って遣ろう もう居場所を求めて刃を振りかざす必要は無い それに、独斗もいるのだ…独斗もそなたを守ってくれる」
静かに鏡花の頭を撫でた
鏡花の好きにすれば良いと、これを決めるのは鏡花だと云う意味を込めて
鏡花はふっと僕から離れると、尾崎殿に近づいていった
尾「独斗、そなたも行くぞ」
『…御意』
尾「後は任せたぞ」
その時だった
?「頭 下げてくださーい」
今日の文豪名言集
死ぬということは、生きているよりいやなことです。けれども、喜んで死ぬことが出来れば、くだらなく生きているよりは幸福なことです 谷崎潤一郎
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きこ(プロフ) - 27位おめでとうございます!凄いですね!尊敬です♪ (2016年7月4日 1時) (レス) id: c334518b24 (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - 霰さん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります! (2016年7月3日 18時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
霰 - 続編おめでとうございます…!更新頑張ってください……!! (2016年7月3日 17時) (レス) id: 090d49de5e (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - 悠誠さん» ありがとうございます!!頑張ります!コメントもありがとうございます!!!! (2016年7月3日 16時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
悠誠(プロフ) - この作品凄く面白いです!国木田さん関連作品少ないので凄く嬉しいです!!頑張って下さい! (2016年7月3日 13時) (レス) id: d7a17771ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮碧音
作成日時:2016年7月3日 12時