お誘い1 ページ44
那『よっと、』
浮『那樹...。窓から入るなんてお行儀悪いよ』
海『楽だけどダメだぞー』
那『あはは...。すみません、それよりお仕事残ってますよね?やります』
浮『ああ、それならもう終わったよ』
那『ええ!あんなにあったのに?』
海『浮竹隊長と俺の書類捌きはダテじゃないぞ?』
那『自慢げに言ったって何も言いませんから〜』
浮『ははっ、とにかく仕事は終わり!だからもう好きなようにしてもらって構わないよ』
那『そうですか?わかりました』
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−二時間後−
那『これかな?いや違う。こっちに持ってきた荷物がいっぱいあって中々出てこない...。って、あれ?』
私は今とある事をするために自室で準備をしている最中だ。そんな中、空いていた窓からひらりひらりと一匹の蝶が舞ってきた。
那『!』
蝶『ツーツー...。聞こえ.....るかな?那樹』
那『やっぱり!魅羽音兄さんの蝶だ!』
蝶『久しぶりだね、元気にやってるみたいで良かったよ。こっちに来てからだいぶ表情も出るようになってきたみたいだし...』
那『死神の皆様のおかげですよ。それよりなんの御用で?お話するためですか?』
蝶『渡しものがあってね、さぁ、両手を前に出してごらん。』
那『?はい』
私が両手を出してみれば、魅羽音兄さんの特別な伝令蝶が私の手に止まる。
那『あっ...。』
そして手に止まったのと同時にパラパラと消えていく。その代わりに手元にはとても綺麗な首飾りがいつの間にか置いてあった。消えていく伝令蝶からはまだ微かに声が聞こえる
那『綺麗.....。』
蝶『それは俺から那樹へのプレゼント。それが俺だと思って...持ってい...てくれ...よ』
那『消えちゃった...。ありがとう、魅羽音兄さん』
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−十二番隊隊舎 執務室前−
那『あのぉ、すみませーん!』
?『那樹ちゃんじゃないかい!』
那『曳舟隊長、ひよ里いますか?』
曳『ひよ里なら、ほら...。』
那『? わぁっ!』
猿『おっす!那樹!なんかようか?』
那『いつの間にそこにいたの...?』
猿『さっきからやさっき』
曳『ははは!ひよ里、あんまり那樹ちゃんを困らすんじゃないよ?』
猿『わかっとるわ!それより、なんの用や?曳舟隊長の飯はもう食えへんで?』
那『十三番隊のお茶菓子頼みに来たわけじゃないよ、月見のお誘いに来たの』
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shuu(プロフ) - みー さん、コメントありがどうございます。私の脳内お花畑のゆるゆる設定世界ですがよろしければ、楽しんでいってください(^^)続きも頑張って書きます。 (2019年9月10日 0時) (レス) id: 572c023e18 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 03f9995bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shuu | 作成日時:2019年9月8日 17時