あの人 ページ26
那『ん...。』
?『起きましたか?』
那『え、あっはい』
?『かなりの重症だったはずなんですが、これほどに回復が早いとは思いませんでしたよ。』
那『あー、ははは...。えーと、卯ノ花隊長ですよね?ということはここは四番隊舎?』
卯『はい、貴方が魂葬実習で重症を負ったということで、こちらに運ばせて頂きました。』
那『なんだか、すみません。ご迷惑をおかけして』
卯『いいんですよ。ただ一つ、聞きたいことがあります。』
那『なんでしょうか?』
卯『貴方のその左腕は、虚にやられたものではないですよね?』
那『よくおわかりで...。』
卯『それがわかっても、どうやって左腕がぱっと消えるのかは私もわかりません。教えてはいただけませんか?どうして左腕がなくなったのかを』
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卯『では、斬魄刀の力だと?』
那『はい、代償として左腕を差し出しました。そして、私には気づいた頃から再生能力があって、それで左腕の回復も早かったのだと思います。』
卯『わかりました。今回の件はもう、五番隊隊長によって報告はされたようなので、もう安心して元の学院生活に戻れますよ。』
那『五番隊隊長ですか、わかりました』
五番隊隊長...。あの長い髪をした金髪の人かな。平子隊長だったっけ。少し時間はあるし、お礼を言いに行こうかな。
藍『おや?君は那樹君じゃないか。その様子だと、もう大丈夫なんだね。流石は卯ノ花隊長だ』
那『藍染副隊長!あの、今回はありがとうございました。』
藍『いいんだよ、それよりもこれから五番隊隊舎に行くつもりかい?』
那『そうなんです、藍染副隊長にもお礼は言いたかったんですけど、平子隊長にもと...』
藍『平子隊長ならちゃんと五番隊隊舎にいるよ。今すぐ行けば、まだいるかと』
那『ちゃんと?ですか?』
藍『よくサボるんだよ。見張りでもしてないと、いつの間にかいなくなることがよくあるんだ。』
那『そ、そうなんですね。それではもう失礼します。では...。』
藍『十六夜那樹か...。面白い子だ』
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那『着いた、ここであってるんだよね?』
コンコン
那『平子隊長、十六夜那樹です。入ってもよろしいでしょうか?』
平『あぁ、ええで。入りぃ』
那『失礼します、えっと、昨日はありがとうございました。』
平『礼なんか言われる覚えないで?あれは那樹がやったんやろ?俺が助けたわけやないしな』
那『で、ですが...。』
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shuu(プロフ) - みー さん、コメントありがどうございます。私の脳内お花畑のゆるゆる設定世界ですがよろしければ、楽しんでいってください(^^)続きも頑張って書きます。 (2019年9月10日 0時) (レス) id: 572c023e18 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 03f9995bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shuu | 作成日時:2019年9月8日 17時