真実 ページ16
気を失った魅羽音兄さんを、すぐに私たちは日菜達の元へ運んだ。魅羽音兄さんはぐったりとしていて動かない。詩遊の斬魄刀の力はこういうものなのかな?
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詩『さて、お話しましょう。那樹様』
那『うん。』
詩『魅羽音様が動揺したのはきっと、魅羽音様の夢と関係があるかと』
那『夢?魅羽音兄さんの?』
詩『そうです。魅羽音様の夢は...』
愛『死神よ!』
詩『愛々!仕事は終わったのか?』
愛『だーから、来たんでしょーが』
那『魅羽音兄さん、死神になりたかったんだ。でもそれって魅羽音兄さんなら、すぐにでもなれるんじゃないの?』
愛・詩『...』
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約150年前
魅『ゴホッゴホッ。ガァッ...』
−ベシャッ−
日菜『魅羽音様!!ああ、また血が...』
日芽『薬です!早くお飲みください!』
愛『魅羽音様!』
詩『皆どいてくれ...。』
−訊き入れよ 唄詠姫−
−体唱 其ノ二 抹消−
魅『はぁっ!はぁっ!!っ!』
詩『ふぅ、、』
魅『皆ごめん、あはは。またなっちゃったね』
愛『ご無事で何よりです!!うぅっ...』
魅『泣かないでくれよ愛々、ね?』
詩『まったく、愛々。今現在お前より年下の魅羽音様に慰められてどうすんだよ...。はぁ。これだと、よっぽど魅羽音様の方が年上に見えるよ』
愛『ぞんなごどいっだぁっでぇぇえー!』
日菜『もう平気ですか?』
魅『ああ、もう平気だよ。これから試験対策とかもしなきゃだし、うじうじしてらんないさ』
日芽『も、もう少し休んだ方がいいのでは?』
魅『駄目だ。ただでさえこんなんなのに、ここでだらけちゃったら死神になれないよ...。ゴホッゴホッ』
−試験日1日前−
詩『先生、どうでしたか?』
医者『これはどんどん悪化してきていますね、いつ体が動かなくなってもおかしくありません。酷い状態です。すぐに治療を開始した方が良いかと、そして前も言いましたが死神になることは諦めた方が体に良いでしょう。』
詩『そうですか...。』
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詩『魅羽音様、入ります』
魅『どうぞ』
詩『魅羽音様、今から私が出す二つの選択肢、どちらかをお選びください』
魅『...ああ、わかったよ』
詩『一、死神を諦めて治療をする
二、体が完全動かなくなるまで死神をする
どうしますか?』
魅『じゃあ...。』
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shuu(プロフ) - みー さん、コメントありがどうございます。私の脳内お花畑のゆるゆる設定世界ですがよろしければ、楽しんでいってください(^^)続きも頑張って書きます。 (2019年9月10日 0時) (レス) id: 572c023e18 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 03f9995bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shuu | 作成日時:2019年9月8日 17時