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『丑の刻……。さて、行きましょうかね〜』
現在、丑の刻。
あたりはすっかり暗くなり、鬼たちが最も活動をする時間帯
だが、辺りはシーンとしていて鬼の気配を感じられない。
そんな時、
＿＿＿ザッ
地面と草履が擦れる音がした。
『そこにいるのは誰かしら〜』
ニコリと微笑み、後ろをむくと
野「ご、ごごごめんなさい！」
『あらあら〜……野風さん？』
昼間に会ったあの少女、野風だった
『どうしてこんな時間に〜？ダメじゃないですか〜………食べられちゃいますよ？』
野「っ…」
今までニコニコしていた彼女の目が薄く開く。
映っている瞳の範囲は狭いのに、月夜に照らされてかギラギラと光っている
口元は笑ったままなのに、その瞳からはあの優しさは感じられない
野「ご、ごめんなさい………。そ、その…心配で、、」
『ダメですよ〜。あ〜……ほら。』
複数体の気配を感じとったAは、刀を鞘から取り出し、野風をふわりと抱きしめる
その刀は、白銀に輝いていた＿＿。
目を引くほどの輝き。
「ｹｯ……鬼斬かよ……」
「でも、相手は女だ。ヒヒッ。頸なんて斬られやしねーよ。それに……」
「あぁ、2人とも程よい肉付きに、白い肌。
これは…美味そうだなァ」
鬼が出た。だが、数は3人。
村の人々をこの人数で？
Aの思考はグルグルと回る
野「お、鬼っ……」
野風は、目にいっぱいと涙を溜め、Aの羽織を強く握りしめる。
その手はとても震えていた
そんな野風にAは
野「ふぁっ……！？」
『安心してくださ〜い。私がちゃんと守ります〜。
いいですか〜？私がここでこの鬼を殺します。
なので、野風さんはこれを持ってあの角にいてくださいね〜』
のそう言うとAは、野風に口付けをし、隠しておいた日輪刀の短刀2本を野風に渡した。
『さぁ、行ってくださ〜い』
野風は、そのまま全力で道の角に逃げる
だが、だからと言って安心はできない。
一応は距離をとらせたが、相手の鬼が血鬼術を使うのか、本当に3体だけなのかがわからないからだ
だが、そんな中だがAは表情一つも変えずに鬼の方に体を向ける
『さ〜て。誰から逝きましょうか〜』
長い夜の幕開けだ。
＊
大正コソコソ噂話
し「Aさんは、実は稀血なんですって」
義「狙われやすいのに、鬼殺隊に…。尊敬だな」
し「そんな上から目線だから嫌われるんですよ？」
義「嫌われてなどいない」
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フレフレ組尊い(プロフ) - 話し方が無理 (2020年6月25日 12時) (
レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» 分かりました。リクエスト承りました (2020年6月8日 21時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - 返信ありがとうございます！リクエストなんですが柱の飲み会…みたいな感じがみたいです！よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年6月8日 20時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» ありがとうございます！地道に更新していきます笑 (2020年6月7日 20時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - あ、好きこれからも応援してます！更新頑張ってください！ (2020年6月7日 16時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五十嵐 夏目 | 作成日時：2019年9月9日 2時
