【seven】 ページ8
がちゃ、と保健室の扉が開く。
?「センパーイ、お昼一緒に食べましょー」
この陽気な声はどう考えても…。
「いいよ。屋上、行こうか。」
高尾くんですよね。
トントントン、と屋上までの階段を上る。
高「そういえばセンパイ、貧血って…。大丈夫ですか?」
え、貧血で倒れたことになってる…。
「うん。もう大丈夫だよ。心配してくれて、ありがと」
ニコ、と笑うと、高尾くんは少し顔を赤くして、何か呟いた。
高「っーー!―――――、――。」
「?高尾くん、何か言った?」
高「ぃ、いや、何も言ってナイデス!」←
まぁいっか…。ドアノブに置いた手に力を入れて、回す。
扉が開くのと同時に、さわやかな風が吹く。
「ん〜っ、気持ち良いーー!」
高「お、誰もいねーじゃん!ラッキー♪」
タタタ、と駆けてフェンスにもたれかかる高尾くん。
その背中を追いかけて、私もフェンスにもたれる。
高尾くんはよっぽどお腹が空いてたのか、すぐお弁当のふたを開けた。
私はじっ、と高尾くんを見ていた。
高「?センパイ、食べないと時間無くなりますよ?」
「…。ご飯粒」
高「へ?」
「ほっぺに、ご飯粒付いてる。」
高尾くんが全然私が言った場所に手を置いてくれないので、
私はしょうがなく、高尾くんのほっぺのご飯粒をとって、食べた。
高尾くんはしばらく驚いたような顔をしていたけど、
高「あー、もう無理だわ、」
と言い放ち、
私に、
キスを、した。
「んっ…。//」
生暖かい、舌が絡まりあう。
息が苦しい。
「んむ…。」
高尾くんの胸板をトントンと叩く。
苦しいよ、苦しい。
やっと、離してくれた。
私と高尾くんとの間の、銀色の糸がぷつん、と切れた。
「…た、かおくん?」
正直あんまり、理解できていない。
高「……。俺、」
高「センパイのこと、好きです。」
「…ほぇ?」
高「あ、返事はいつでもオッケーなんで!」
そういって、高尾くんは屋上を後にした。
?「おい」
急にかけられた声に驚きながらも、私は誰かを瞬時に判断した。
「っ…。宮地、先輩。どうしたんですか?」
宮「お前さっき、高尾に告白されてたな。」
!見られていた。事もあろうがこの人に。
宮「で?オッケーすんの?」
わからない、そんなこと。
でも、でも、私は――――――。
宮「ま、おめっとさん。じゃな、」
そう言って出ていこうとする宮地先輩に、私は、言った。
「待って下さい!」
「私っ!私、宮地先輩のことっ………!」
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氷咲@氷珀(プロフ) - 霧崎沙流@霧崎好きな古橋厨さん» おーけい、お互い頑張ろうか()新作にかまけている余裕はないね! (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3c9c9aec97 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎沙流@霧崎好きな古橋厨(プロフ) - 氷咲@氷珀さん» うふふ頑張って(*'ω'*)わっちも頑張るぜ… (2015年9月20日 23時) (レス) id: 212878b2bc (このIDを非表示/違反報告)
氷咲@氷珀(プロフ) - 霧崎沙流@霧崎好きな古橋厨さん» それ私やで…。大丈夫、私もそんなんよww設定はいっぱい思いつく()きゃあ!ありがと!アイスさんも頑張るわ… (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3c9c9aec97 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎沙流@霧崎好きな古橋厨(プロフ) - 黒バス難民て前独り言で見かけた希ガス…。今私変な方向走っていってるからどんな作品できるか分からんw設定ホムペにはいろいろ書いてあるけど今一番書けそうなのはオリジナル…ンンン矛盾ひどいィィ!!!原澤さんの小説読んでる。原澤監督いいよね(*'ω'*) (2015年9月20日 23時) (レス) id: 212878b2bc (このIDを非表示/違反報告)
氷咲@氷珀(プロフ) - 霧崎沙流@霧崎好きな古橋厨さん» 黒バス難民なんや、マンボウさんの作品ずっと待ってたんや思い出した好き大好き() (2015年9月20日 21時) (レス) id: 6868ae5f2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧崎 沙流 x他1人 | 作者ホームページ:http://yaplog.jp/kirisaki73/
作成日時:2013年6月2日 20時