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運命論者の悲しみ─4 ページ40

『あ、お帰り、敦』


Aちゃんが僕に気づいてマフィアの山から降りてくる


国木田「おお、帰ったか」


国木田さんも僕に気づく


国木田「勝手にいなくなる奴があるか!!見ての通りの散らかりようだ!片付け手伝え!」


国木田さんはそういいながら男の腕を捻り上げる
してはいけない音が男の腕からなり男の絶叫が響いた


宮沢「国木田さん、こいつらどうします?」


国木田「窓から棄てとけ」


賢治さんがホイホイと窓からマフィアを落としていく
隣でAちゃんがおぉ、楽しそ…と、呟いていたのは聞かなかったことにしたい


『敦』


呆気にとられているとAちゃんが真剣な表情で僕に向き直った


『この探偵社はさ、敦がいてもいなくても物騒なことに代わりはないと思うんだ、私』


たしかに、そうかもしれない


『なら、ここにいようよ。さっきみたいに勝手に出ていくんじゃなくてさ。新入りの私が云うのもなんだし、見てわかったと思うけどここそんな簡単につぶれないと思うから』


敦「うん……」


『それと……これは単なる私の我が儘だけど___


 
 

_____私は敦に居てほしいと思ってるから』


敦「A……ちゃん……ありがとう……」


気づいたら僕は涙を流していて


Aちゃんは始め吃驚したような顔をしたけどすぐにニンマリと笑った


『おや?泣いているのか?』ニヤ


敦「な、泣いてないよ!」


『泣いてるでしょ』ニヤ


敦「泣いてない!」


『泣いてるだろ』ニヤ


敦「な、泣いてないってば!」


『泣いてないのか』キョトン


敦「泣いてるよ!」


『プッ……フフフ……お帰り、敦』


Aちゃんは少し目を見開いたあとそういって優しく微笑んだ



 


 



────────

_____眩しい
 



 

_____この世界は

 
 




_____眩しすぎる
 

 



 

_____白すぎて


 


_____どす黒い赤に染まった私が


 




_____入る隙間なんてない



 

 

_____光からも

 



 

_____闇からも


 
 



 

_____見放された私が


 
 




_____存在するだけで


 


 




_____人を殺せる私が


 

 


 
 
 
_____存在して良い場所などあるのだろうか



 


 

 

『…………師匠…………私に…………』



 

 


 

 
──────本当に人助けができる……?



枯れた草を握りしめながら呟いた

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素敵帽子くん - 続編へ! 話すなら#2でェ!! (2020年7月7日 8時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» ありがとうございます! いま、急展開です。  (2020年7月7日 8時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
無継(プロフ) - 素敵帽子くんさん» はい。設定が細かくてここまで設定を細かくできて凄いなぁ。って思いながら読んでました (2020年7月5日 19時) (レス) id: fbd5b2b374 (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» いや、読んでくださいました?? (2020年7月5日 19時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» 私の 俺は君に惚れた。 読みました? (2020年7月5日 19時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無継 | 作成日時:2020年4月28日 19時

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