ヨコハマギャングスタアパラダヰス ページ26
Noside
場所はかわり、A達は探偵社の下にある「うずまき」というカフェに来ている
谷崎「すんませんでした!」
敦「『え?』」
席について早々、谷崎が頭を下げた
谷崎「試験のためとはいえ、ずいぶん失礼なことを…僕の名前は谷崎潤一郎。探偵社で助手みたいなことをしてます」
敦「いえ、お気になさらず」
あのあと、全てのネタばらしが行われ、この爆弾魔引きこもり事件は敦とAを試す入社試験であったことがわかった
そして、見事二人は合格し探偵社に入社することになったのだ
半ば強制的な部分もあったが
『私も偉そうなことをいってしまい、申し訳ありません……』
谷崎「いえ、よく考えさせられる話でした……そんでこっちが((ナオミ「妹のナオミですわ!!」
谷崎の話を遮るように妹のナオミが入ってくる
ナオミ「Aさんのお話、とっても心に響きましたわ!!そうですわよね。私、もっとお兄様のこと大切にしますわ!!」
『あ、う、うん……ありがとう……』
この二人はそんな関係なのだと悟った彼女はなにも突っ込まずにいた
敦「妹ですか?その割には髪や顔がそんなに似ていないような……」
その言葉を聞いたとき彼女の瞳に影が射す
それをみていた人がいたことを彼女は気づいていない
『敦、容姿で判断するな。2人に失礼だ』
静かに、しかし微かに怒りのこもった底冷えするような声で云われた敦は急いで謝った
谷崎「いえいえ、気にしないでください」
ナオミ「ちゃんと、血は繋がってますわ!!」
と、谷崎の服のなかに手を入れ始めたナオミを見たAはスッと視線を反らし国木田達の方を見た
給仕に首を絞めてくれるように頼む太宰とそれにツッコミを入れる国木田
そして、目の前には危ない方向に進もうとしている兄妹
『これぞカオス……』
そう彼女はしみじみと呟いた
敦「そういえば、皆さんは探偵社に入るまえはなにを?」
太宰「何してたと思う?」
敦「え?」
太宰「なに、定番のゲームなのだよ。新入りは先輩の前の職業を当てるのさ。ま、探偵修行の一環でもある」
うーん、と考え敦は口を開いた
敦「谷崎さんとナオミさんは学生さん?」
谷崎「おぉ、当たった。すごーい」
ナオミ「どうしてお分かりに?」
敦「ナオミさんはバイトだって聞いたし、制服からして現役の学生さんかなって谷崎さんは年が近そうだったんで…勘です」
残りは国木田と太宰の2人。
敦は二人の前の職業を考え始めた
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素敵帽子くん - 続編へ! 話すなら#2でェ!! (2020年7月7日 8時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» ありがとうございます! いま、急展開です。 (2020年7月7日 8時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
無継(プロフ) - 素敵帽子くんさん» はい。設定が細かくてここまで設定を細かくできて凄いなぁ。って思いながら読んでました (2020年7月5日 19時) (レス) id: fbd5b2b374 (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» いや、読んでくださいました?? (2020年7月5日 19時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» 私の 俺は君に惚れた。 読みました? (2020年7月5日 19時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無継 | 作成日時:2020年4月28日 19時