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8,大丈夫だよ。 ページ9

ぎゅってして。

これまた物凄く可愛らしい事を言われてしまいました。

しかし神様を抱きしめるのは如何なものか。
迷っていたら、また泣きだして加州が言った。


加「いや……なの…?俺…俺……あ"い"さ"れ"て"な"い"ん"だぁ〜」



さっきまで加州こんな感じだった?

すっごい母性が抉られる!けど、

「俺。一人で生きていけマース。」って感じだったじゃんっ…!



『おいで?加州。愛してるよ。』



そう言うと、加州は物凄い勢いで腕に飛び込んできた。



加「あいされてる…んだ…また…あるじ…に…
懐か…しい…」

『なんか…この感覚…知ってるなぁ…』


こ「……」




安心したのか、すぐに正しい寝息が聞こえてくる。




『ねぇこんのすけ。』

こ「何でしょうか。」

『こんなすぐに初対面の人に懐くもの…?』



こんのすけは、私の口癖を聞いた時と同じ反応をした。



こ「それは……貴女様であるからです。」



私だからとはどういう事だろう。
良く分からないが、多分そう言う性格なのだろう。

これもあまり深くは考えないようにした。




こ「それでは、手入れ部屋に案内致します。」

『この状況で?!』




これは…私が運ぶしかないようです。


『よっこらしょ。』


加州をおんぶしたら、こんのすけは驚いたように言う。



こ「冗談の、つもりだったのですが。矢張り流石ですね。」

『マジで?』


怪力ゴリラがバレてしまった。
『また、恥ずかしいとこを知られてしまった。』と加州を運びながら一人でブツブツと歩いた。


だから気づかなかった。こんのすけの小さな一言に。









こ「前とお変わりないのですね…」




リンッ


こんのすけの首元の鈴が小さく鳴った。

9,疑問。→←7,ぎゅってして。



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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
柊花(プロフ) - 夏終朝凪さん» お返事遅くなりました(´TωT`)すみません!ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年11月30日 17時) (レス) id: 8d4279d0fb (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年9月21日 19時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊花 | 作成日時:2019年5月4日 17時

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