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次の日。
な「Aちゃん！おはよう」
『うげ、…！お、おはよう…』
私は昨日、あの後質問攻めされそうになり逃げ出してしまったのだ。
そのせいで朝から会うのは気まずい…
でも気まずいと思ってるのは私だけみたく、なでしこは普通だった。
なでしこなりの優しさ、なのかな。
な「あら？」
なでしこが立ち止まり、何か面白いものを見たような目をしていた。
なでしこが見る先には、あむが唯世を引っ張ってる所だった。
唯世は頭に王冠がついてる。
つまり、キャラチェンジしてる？！
でも、この状況を見る限りあむがやったわけではなさそう。
な「Aちゃん、手伝いに行きましょうか」
『なでしこ、ちょっと楽しそうだね…』
な「ふふ、そう？」
なでしこはそう言ってあむのところに行った。
な「あーむちゃん！大変そうね」
あ「な、なでしこさん、A！いい所に…！」
『私たちに任せて」
私はVサインして唯世の首根っこを掴んで無理やり空き部屋へと引きずり込んだ。
な「Aちゃん豪快になったわね」
なでしこはそう言って笑った。
おそらく、美咲が言っちゃったんだろうな。
『唯世！いい加減にしろー！』
私は唯世にバケツを被せた。
すると、キャラチェンジが解けた。
唯「わ…またやっちゃった」
な「ふふ、戻ったわね」
私たちは空き部屋から出て美咲の所へ向かおうとした。
唯「また、迷惑かけたね…」
な「全然！」
唯「いくらなりたい自分でも、キャラチェンジの後はちょっと落ち込むよ…」
『まあまあ元気だしなって！』
私は唯世の背中をバシンと叩いた。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年2月24日 19時
