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『カリーン！！』
必死に色んなところを探すものの、中々見つからない。
こんな人数でさがしても見当たらないなんて一体どこに…
唯「もっと遠くかもしれない」
な「でもそこまで行くと遅くなってしまうわ…」
私たちが悩んでいると、上の方から声が聞こえた。
イ「お前らが探してんのってこれだろ？」
電柱の上にイクトがたっていた。
その手にはカリンのたまごがあった。
ヨ「たまごに戻ってるニャンよ」
イ「ちょっと借りてくぜ」
うそ…カリンがたまごに戻ってしまっていた。
じゃあな、そう言っていなくなろうとするイクト。
今の私じゃ動くことができないから追いかけることもできない。
すると、
唯「ホーリークラウン！」
唯世がイクトに向かって攻撃した。
すると、振り向き避けた。
唯「…ちっ…夢原さんのしゅごキャラを返せ！」
ヨ「返せって言われて返すやつなんていないニャン」
私はカリンのたまごを見つめて、カリンがいた日常を思い出した。
そうだよ。私いろんな面で助けてもらってたんだ…。そばにいてくれるだけでどれだけ助かっていたか…
カリンがいてくれたおかげで少しでも明るくなったし、なりたい自分に近づけたはずなのに。
私はなんて酷いことを言ってしまったんだろう。
昨日の最後に見たカリンの顔を思い出すと心が痛い。
『…返してよ、』
イ「…あ、？」
『…返して！！』
私はイクトたちに向かって思いっきり叫んだ。
すると、あむのつけているロックが急に光出した。
あ「え？な、なにこれ、！」
私自身も輝き出した。
＿＿ありがとう、Aちゃん、
ヨ「ニャ？！」
なんと、ヨルが持っていたたまごが私の目の前に来て、パカッと割れ中からカリンが出てきた。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年2月24日 19時
