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「まあ、俺は別にそんな気にしてなかったんだよな。虐めなんて言っても、話しかけても相手されないとか、そんくらいでさ。俺自身、そもそも周りとあんまり関わろうってしてなかったし。んで、その先生の授業んときにさ、おんなじように突っ掛かった奴がいたの」


その時のことを思い出したように、智くんはくすくすと楽しそうに笑いだす



「先生から、これこれを答えられますかって聞かれて、誰も分かんなくて。そんで、俺に尋ねるわけじゃん?でも、俺もわっかんねえの。そしたら先生、もうめっちゃ怒って、まだ半分くらい時間残ってるのに教室出てっちゃったの」

「そ、それで・・・?」

「そっからはみんな、慌てて学校中駆け回って。やっと先生見つけたときには、もう次の授業も始まっちゃってて、それでまた怒られてさ。・・・でも、あん時のことがあったから、もうちょい真面目に授業聞こうって思うようになったし、みんなとも距離が縮まったと思う。あの先生には、ほんと感謝してるよ」


だからさ、と智くんは続ける



「翔くんだけが駄目とか、そんな事は無えよ。俺だっていっぱい怒られてきたし、みんなだってまだまだこれからなんだからさ。・・・だから、自分で自分のこと出来損ないなんて、そんな悲しいこと言うなよ」

「っ、うん・・・」

「それに俺、翔くんの歌好きだよ。丁寧にさ、気持ち込めて歌うだろ?翔くんらしくって、好きだなあ、俺」


もう、我慢なんて出来なかった



「また明日も、一緒に学校行こうな。そんで、頑張って勉強して。また一緒に、いろんな曲のこと、話そうな」

「・・・っ」



ぼろぼろとこぼれる涙に邪魔されて、何も言えなくなった僕の隣で、智くんはただただ隣にいてくれた

時々思い出したように頭を撫でて、今日の晩ご飯は何だろうなって取り止めもないことを話して、ただただ、僕が落ちつくのを待ってくれていた

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しゅり(プロフ) - きよさん» きよさん、コメントありがとうございます! 翔くんについつい辛い役回りをさせてしまいがちで、申し訳ない限りです。 やっとこさ移行が完了しましたので、是非またお立ち寄りいただければと思います(*^^*) (9月22日 18時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - しゅりさん、お疲れさまです。お話し楽しく読ませてもらっています。翔くん健気すぎますね。身代わりになったとき智くんの気持ちを思うと辛いです。ハッピーエンドになると嬉しいですが、続きを妄想しながら更新お待ちしています。 (9月19日 14時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - あかりさん» あかりさん、コメントありがとうございます!一応金曜日頃までは更新予定ですので、引き続き足を運んでもらえたら嬉しいです(*^^*) 数日お休み頂いたら、また毎日更新頑張ろうと思いますので、是非楽しみにしていて下さい! (9月16日 21時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 毎回更新されるのを楽しみにしています。移行のためしばらくお休みされるのは残念ですが、待つ時間も楽しみたいと思います。 (9月16日 14時) (レス) id: 43ef596bac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅり | 作成日時:2020年8月30日 16時

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