同居人は有名人 6≪ﾆ/ﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ≫ 完結 (ページ42)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:1,019,746 hit

同居人とオムライス8 ページ42

『和、逆だよ。それ私の。』

テーブルに座ると、和がオムライスののったお皿を逆に置いた。

二『あってるよ。だって俺がAの食べるもん。』

『へぇ？！』

二『俺が作ったの食べてよ。中身一緒だから大丈夫でしょ？』

いや、まぁ同じなんだけど。

『でもそれ焦げてるし…。』

二『ね。オムライス焦がすとかなかなかないよ(笑)』

『だって…。』

二『ごめんね？楽しくなっちゃって(笑)』

『もう。』

二『ごめんごめん。ほら、食べよ？』

『うん…本当にいいの？』

二『いーの！だってA、』

『ん？』

二『俺の手料理食べたかったんでしょ？』

『なっ！！！////』

二『お、ビンゴ。(笑)』

いっきに体の温度が上がった気がする。

『ち、ちがうから！！オムライス！、美味しそうだったから、だから！！』

あわてて否定すると、

二『はいはい。はいあーん！』

『むぐっ！！』

笑いながら和が私の口の中にオムライスを一口押し込んできた。

二『ど？』

『おいひぃです…』

二『そりゃよかった(笑)』

『…和、ありがとね？』

二『んー？』

『わがまま聞いてくれて。』

二『これ、わがままなの？(笑)』

『そうだよ？』

二『そ？じゃ、俺のわがままも後で聞いてね。』

和のわがまま？
和がわがまま？聞いたことない気がするなぁ。

『なーに？』

聞いたら和がニヤッと笑った。

なに！！！！
なんかやな予感が！！！

笑う和が口を開いた。

二『デザート、楽しみにしてます(笑)』

それは意地悪な笑顔で。。。