101.俺の思い…sho ページ27
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2人きりになってもなかなか言い出せない自分に苛立ちを覚えるけど、言おう、言おうって思うほど切り出せなくなる。
そのうちAが弁当を広げて食べ始めた。
俺はあまり食べる気にもなれず、遠くを見つめる。
…Aが食い終わったら言おう。
そう思ったら、まだ半分以上残ってる弁当を仕舞い始めたA。
そして一つ息を吐くように、口を開いた。
あ「あたし達、別れた方がいい？」
それはあまりにも唐突すぎる言葉で、
しかも俺が一番聞きたくないと思ってた言葉。
それでも話し続けるA。
異動の話はすでに知ってたようで、俺が悩んでたのも気付いてた…らしい。
Aはお互い関係を絶った上で、大阪に行って欲しいって思ってるのか？
そう言う言い方にしか聞こえない。
…それが本心なのか？
立ち上がって戻って行くA。
だけど本当に手離したくなくて、あいつがどう思ってようと俺は別れる気なんてないわけだし。
どこまでヘタレかと思ってた自分だけど、このときは意外と早く行動できた。
すぐに立ち上がって追いかける。
入り口のドアノブに手をかけたAの手をなんとか引き止めた。
…言うなら今しかないし、もう俺の気持ちは決まってる。
躊躇う必要なんてない。
こいつ意外もう考えられないし。
あ「…なに？」
Aの冷めた声が、冷たい風と一緒に通り過ぎる。
だけど俺は微動だにしない。
「A…
一緒に、大阪行かね？
俺、別れるとか無理だし、遠距離も考えたけど正直やっぱりお前と会えない毎日とか無理だわ。考えられねえ。」
あ「…」
「一緒に行くってことは、お前もここ辞めなきゃなんねーから簡単なことじゃない。
だから今すぐに、とは言わない。
…出来れば前向きな返事欲しいけど(笑)」
あ「…っ、」
「お前を大阪に連れて行くってことは、その…
ちゃんと将来のことも考えてのこと言ってるから。
ごめんな、もっと早く言いたかったんだけど俺ヘタレだからなかなか切り出せなくて。」
ずっと俯いてるAの手を握っても、顔は向けてくれない。
…今振られたらどうしよう。
なんて考えたら怖くなって、「戻るか」って話す隙を与えないように手を引いて中へ入った。
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翔愛 - ２日で 全部読んでしまいました笑 …ということは 恋人ごっこを頼んだ翔ちゃんは 主人公ちゃんだとわかったから 頼んだんですか…?? それとも偶然……?? 気になります……!!笑 番外編今から読みます…！ (2015年6月16日 21時) (
レス) id: 7b3b4bd63f (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ちえっちさん» はじめまして〜♪キュンキュンしてもらえて嬉しいです(´ｰ`* ))))占ツク読んだ後の現実辛いですよねー…頑張りましょ（ ｉ _ ｉ ）ww (2015年4月7日 17時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
ちえっち(プロフ) - 桃娘さんはじめまして〜!すごくｷｭﾝｷｭﾝしました♪翔くん大好きな私はこのお話しが大好きです。現実に戻ればイビキをかく旦那…甘いセリフに癒されてます。 (2015年4月5日 5時) (レス) id: 9160512918 (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ともさん» はじめまして♪ありがとうございました！機会があればまた甘々に書かせてもらいますね(〃ﾉωﾉ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - 櫻宮大好きさん» 最後まで読んでいただき、ありがとうございました！そう言ってもらえると書いた甲斐がありました。本当にありがとうございました！ (2015年3月15日 9時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃娘
| 作成日時：2015年2月22日 19時
