8.質問攻め ページ9
「こちら、成宮捜査本部」
「…」
「部下の柊日奏です」
「…」
「何ですか？」
「昨日の件について聞き込みを」
昨日の件とは、白河先輩の所で一夜を過ごした数時間の事。
「昨日部屋で何があったの？」
「何もないです」
「お前らには関係ない」
柊先輩が過剰反応して、鼻息を荒くする。
「2人の関係に何か進展があったのですね？！えぇ、そうですよね？？！」
「昨日のシチュからしてそうだよね？！？」
「昨日のあれはっ…」
「お前ら走って来い」
何とか弁解しようとしたら、白河先輩が突然「走ってこい」と言った。
「捜査本部なら聞き込みしに走るだろ…？」
「いやまってよ…」
「逝ってこい」
白河が日奏と鳴を撃退した！
「何なんですかあの人達」
「ガキだからな」
「でもまあ助かりました」
「…はぁ」
遠くからは、捜査本部約2名のマシンガンボイスが聞こえてくる。
「あっ、本部長！あそこで事件が！！！」
「よし、行こう！！！」
「聞き込みだあーい！！」
嬉しそうに風を切って走っていた。それにしても順応力が高すぎる。
「順応力、高いですね」
「それくらいバカって事だろ」
「ガキだからな」
カルロス先輩が笑いながら言う。
2人共ばっさりしていて、思わず苦笑いをした。
ー
京華ちゃんと白河の昨日のあれを見た時。
何故だか分からないけれども、胸の奥、いや、心のずっとずっと奥が熱くなった。
嫉妬なのかな？
でも、何故嫉妬なんてするのか。
「鳴ちゃん本部長！任務を遂行しますか？！」
「…ちょっと質問していい？」
気になったから、部下の日奏に訊いてみる。
「ん。何でしょ？」
「日奏ちゃんて、好きな人とかいるの？」
「え、いないよ！だけどね、好きなタイプならあるよ！！」
「へ〜！」
「超イケメンがいい！料理上手で、超イケメンでー！肌は黒っぽいので、超スポーツ万能なの！そんで、超イケメン！」
超ドヤ顔で目を輝かせながら、日奏ちゃんは言った。「超イケメン」が3回も出てきたという事は、相当なイケメンを望んでいるのか。
「カルロスとかいいんじゃん？」
「えーカルロスぅー？…唇白いから嫌い！」
「…どんまいカルロス…」
日奏ちゃんのドストレートな発言に笑いつつ、また後で考えようと思って、その事は心にしまっておいた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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希望(プロフ) - アメジストさん» ありがとうございます<(_ _)> (2017年1月3日 17時) (
レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - てかものすごい絵上手ですね (2017年1月3日 16時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - アメジストさん» イケメンにし過ぎました(笑) (2017年1月1日 23時) (レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - 白河メチャイケメンで泣けるww (2017年1月1日 22時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - はい。この小説を作った後にトーカちゃんの事を知ったので、物語の中盤で髪型を変えさせて頂きました。私のミスです！今後このような事が起こらないように気をつけます(＞＜) (2015年7月13日 21時) (レス) id: b0e2c90b13 (このIDを非表示/違反報告)
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